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僕を殺す日が…
「どうしたの?」
顔色が悪かったのか心配して話しかけているが、聞く耳を持とうとしない疫病神の死に神。
「しっ…死に神さん!?」
ガタガタと震え出す疫病神の死に神、その顔はまるで何かの恐怖に駆られているようだった…
「死に神さん!?」
「アッ…アレ…震エガ止マラナイ…ドッ…ドウシタンダロウ…タッ…助ケテ…」
涙を流し、美しい紅い羽根を持った小鳥に手をのばす…
しかし、
その手は美しい紅い羽根を持った小鳥には届かず、パタリと床に崩れ落ちてしまった…