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ドラゴン達の住む山ヘ

 魔法使い達の森へと着いた5人はラルフとベアトリスを先頭にそれに続いてアルマ、マナを背負っているルシアス、ルヴェーラと森を進んでいく。

 

 マナを背負いながらの道はかなり危険で先頭のラルフと後ろにいるルヴェーラは特に注意深く進んでいた。


 森のをかなり奥まで進んでいくとラルフは足を止めてルシアス達にも動かないように言った。


 ラルフが前方の様子を見ていると大きな足音が近づいてくる。


 「ルシアス、マナにインビジブルの魔法をかけます。マナを木の下にかくしましょう。」

 

 「分かった、ルヴェーラ。」


 マナにインビジブルの魔法をかけて木の下に隠すと5人は前方からやって来るものと対峙するためにそれぞれ手に武器を構える。

 

 前方から草木を進む音と大きな足音がひびいてそれは姿をあらわした。2体のトロールだった。


 ルヴェーラは即座にルシアスとベアトリスのもっているバスタードソードに切れ味がます付呪の魔法をかける。


 トロールの一体の相手をルシアスとベアトリスが受け持ち残りの一体の相手をアルマとラルフが受け持った。


 トロールの一体の注意をルシアスが引いてる間にベアトリスがそのトロールの足を切りつけた。

 

 ルヴェーラの魔法で切れ味をましたベアトリスの剣はトロールの足を深く切り体制を崩したトロールのもう片方の足をルシアスが切りつける。


 前のめりに倒れたトロールの頭にルシアスは思い切り剣を振り下ろすとトロールの頭を深々と切り裂いた。


 もう一体のトロールの相手をしていたラルフとアルマを援護してルヴェーラは強力なライトニングの魔法を放つとトロールは倒れた。

   

 「先を急ぎましょう。」


 マナへかけていたインビジブルの魔法を解くとルシアスは再びマナを背負って魔法使いの里へと続く結界のある場所を目指す。


 トロール達を倒してからまた暫くルシアス達は進んでいくと小さな岩のある場所についた。


 「地図によればここのようですね。」


 「何もないようだけど」


 「岩に結界の魔法が掛けられているようです。」


 ルヴェーラは岩に結界を解くように魔法をかけた、すると草がのびて門になった。


 「さあ中へと入りましょう。」

 

 中に入ったルシアス達をみた小さな魔法使いが驚いていた。

 ルシアス達が話しかけようとすると小さな魔法使いは走ってその場から去って行こうとする。

 

 「待ってくれ!」


 ルシアス達は小さな魔法使いを追って里の中心まできていた。


 小さな魔法使いは里の中心にいる魔法使い達にルシアス達が侵入して来たことをつげると1人の魔法使いがルシアス達を見て何をしにきたか訪ねた。


 ルシアス達はマナの事をはなすと魔法使い達は自分達には関係ないと答えて回りにいる魔法使い達もルシアス達に出ていくようやじを入れると皆、家の中に入っていった。


 その時1人の老魔法使いがルシアス達に自分の家についてくるようにうながす、老魔法使いの後に続き里の外れにある小さな家に辿り着くと老魔法使いは中にはいるよう促した。


 家のなかに入ると老魔法使いはルシアス達の目的を聞いた、ルシアス達はマナがサクリファイスの祈りを行い目が覚めない事を話す。


 「ふむ、この娘とそこの黒髪の青年は銀の民の血を継ぐ者だな。」


 「普通ならばサクリファイスの祈りを行った者は死にシェイダル神の元へとむかうが銀の民は女神アイリスの加護を受けたアレックスとアレクシアの血を引いておる。」


 「恐らくはその加護により命を繋いでいるのかもしれんのう。」


 「どうすれば目を覚ますかわかりますか?」


 「ふむ、わしにその術はないがコーレリア島へ行きアレックスとアレクシアが聖なる山で女神アイリスと交信したようにお主達も女神アイリスと交信してみてはどうかな?」


 「女神と交信とはどうすれば?」

 

 「銀の民の血継ぐお主なら聖なる山の山頂に行きアイリスに祈れば交信できるかもしれんな。」


 「聖なる山とはコーレリア島の何処に?」


 「今はドラゴン達が住まう山だ。」


 ルシアス達は老魔法使いの言葉に希望を見出して礼をいうとドラゴン達の住む山へと向かう事にした。


 「気をつけてな。」


 里の外に出てバルアを呼ぶと森から空へと出てコーレリア島のレイノルズ王国と向かった。

誤字脱字などが多数ありすみませんm(_ _)m

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