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セレディア王国へ

 エマール王国の王都の近くにある街のシェイダル教の神殿を訪ねてルシアスはマナを抱きかかえて入った。病人が横たわるベッドにマナを寝かせるとマナをみた司祭は言った。


 「聞いた状況から考えられるのは恐らくはサクリファイスの祈りですね」


 「サクリファイスの祈り?」


 「ええ、シェイダル神に自身の命を捧げて近くにいる者の傷をすべて癒す祈りです。」


 「しかしマナはまだ脈もあるし呼吸もしていますよ??」


 「理由はわかりませんがもしサクリファイスの祈りならこのまま目を覚まさない可能性が高いでしょう、、、、。」


 「何かわずかでも目醒さす可能性のある方法はないですか?」


 「魔法使い達ならまた違う助言をだしてくれるかもしれません、、、。」


 それを聞いたルシアスはアルスト伯爵夫人のソフィアが頭に浮かんだ。


 ルシアスは再びマナを抱きかかえるとバルアの元に戻ってセレディア王国の南のアルスト伯の居城へと向かった。


 その頃エマール王都を制圧したアルムガルド帝国軍とセシル達にニールは顔を合わせていた。

 

 「クラウディア将軍、それにセシル殿達もよくやってくれた。このニール、ラーナドゥール王国とアルムガルド帝国への恩、生涯わすれないと誓おう」


 クラウディアとニールにデーモンの話しを報告したルヴェーラ達は王宮の外へと向かい話し合った


「貴方達はこれからどうするの?」


 「ルシアスとマナが気になりますが私達は一度聖騎士団と共にラーナドゥール王国へと向かいます。」


 「私も一度帝国に戻るわ。何か力になれる事があったら何時でも訪ねてきて、黒騎士に用があると伝えれば伝わるから」 


 「分かりました。ありがとうございましたセシルさん」


 「こちらこそ」


 セシルと別れたルヴェーラ達は聖騎士団と共にエディの元へと報告に向かった。


 一方のセシルもクラウディア将軍の使いとしてレオニスの元へ向かった。

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