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山道の砦へ

 ルシアス達が帝都に滞在してる間にレオニスは伝書鳩を使ってラーナドゥール王国のエディとエマール王国のニール王子のへと書状を運ばせていた。


 エマール王国の王都はアルムガルド帝国へと繋がる山道に隣接している為に一度砦の付近に軍を待機させてラーナドゥール王国とニールの軍に敵を引き付けさせて、さらにエマール王国各地のニールに賛成する諸侯達に決起させ、エマール王国軍を混乱させたすきを突いて王都を落とすという作戦の書状を書いていた。


 即座に王都を落とすことが出来れば帝国の軍や味方の軍の損失を最低現に減らしてエマール王国の損害も少なくすむとレオニスは考えていた。


 レオニスはラーナドゥール王国の聖騎士団とニール王子の軍が敵を引き付ける前に南西へと続く山道からエマール王国ヘと向けて帝国の女将軍クラウディアとその配下の5つの騎士団をエマール王国へと続く砦に集結させる事にした。


 それから数日後レオニスの元へエディとニールからレオニスの作戦に賛成するという内容の書状が届けられた。


 レオニスはその書状を読んでクラウディアとルシアス達を招集した。クラウディアとルシアス達に作戦を伝えると帝都から山道の砦まで進むようにレオニスは言った。


 出陣の準備を整えていたクラウディアの軍とルシアス達は即座に帝都から山道の砦へと向かう。


 帝都の外に出るとルシアス達を待っていたバルアが姿をあらわす。クラウディアと配下の騎士団長や騎士、兵士たちは皆バルアを見て驚いていた。


 「話は聞いていましたが本当にドラゴンを従えているとは!」


 「敵なら恐ろしいが味方ならこの上なく頼りになりますな!」


 バルアに怯える兵士達もいたが他の兵士達はドラゴンとの共闘を前にそう口にしていた。


 「バルア!先に砦の先へと向かって様子を見て来てくれ!」


 「承知した。」


 バルアに先行させるとルシアス達とクラウディアの軍はその後に続いた。

 

 暫く歩くとバルアの声が頭の中で聞こえくる。


 「ルシアスよ、エマール王国軍の姿は無い、お前の元に戻ろう。」


 「分かった。ありがとうバルア。」


バルアと合流してから1週間後ルシアス達は砦へと辿り着いた。


 「ここからエマール王国の王都までは目前だな、後はラーナドゥール王国の聖騎士団とニール王子の軍が敵を引き付けるまで待機する!」


 クラウディアが部下達にそう言うとルシアス達もエディとニールから伝書鳥がくるまでまつことにした。

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