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大きくなあれ 大きくなあれ

 バイクごと転移の距離を伸ばし伸ばししながら、三回ほど転移して自宅についた。

バイクと2人分のヘルメットをアイテムボックスに仕舞い込み、屋上に転移。

三階に続くドアを開けて靴はアイテムボックスにしまって、自分の部屋に転移し、ベッドを背に縛っていた紐をアイテムボックスにしまうと、



     バタン


と、原口さんがベッドを横にした状態で倒れ込んだ。


 まだ眠る原口さんを1人残して一階に降りて冷蔵庫のジュースを取りに行った。


 居間に母と父が2人でいたので、尚弥君達を送り届けて来た事を伝え、原口さんは疲れて俺の部屋で寝ていると伝えた。いない間の様子を聞くと俺がいない間は他には家への訪問者もモンスターも特にはいないようだが、時折聞こえていた吠える声などの雑音がしばらく前から消えているようだと母から聞いていた。


ニュースでも日本のあちこちにダンジョンが見られ、自衛隊が中に入って行ったらしいが、重傷者が多数出たらしく、入り口を封鎖しているらしい。今は街の被害を抑える事に尽力を尽くしているらしい。


 確かに街にはモンスターやゾンビと言われるものが現れているが、モンスターレベルは高くはないため、自衛隊や警察の方々があちこち討伐しているらしいが、ゾンビは噛まれる事でゾンビ化してしまう為、中々減らない為、安全の為、市民は自宅からでないように繰り返し伝えられていたらしい。


 「父さん、防犯を考えると、避難所に向かうより、家で自衛は可能だと思うんだ。とりあえず家族分の水や食料の備蓄はあるし、さっきスーパーとコンビニから仕入れてきたものも多少あるからひと月はこもっても大丈夫な物量はあるんだ。一応武器も仕入れているし。


 あとは原口さんとあの女子大生と中学生をどうするかなんだけど‥‥‥。」


「それなんだがな、原口はまだ聞いてないんだが、若月夏美さんは一人暮らしく、暫くは居候という形で三階に住んでもらおうかと母さんと話し合ったんだ。多分原口も暫くはそうなるかと思う。


 中学生の香織ちゃんはお母さんがまだ帰れないらしいから、暫く数日はうちで預かる事にしたよ、莉奈と同学年らしいが、莉奈よりしっかりしている子だよ。」


 異次元空間が手に入ったし、父に原口さんを部屋に暫く居させていい事を話して明日は莉奈を迎えに行く事を話しておくと、父も一緒に行くと話してきたので、今夜はもう寝ると伝えて部屋に戻った。


 部屋に戻り、『盗賊のアイテム袋』そしてWORLD02ダンジョンのコアを確かめてみた。


 先程展開した異次元A空間は家族のみ入れるが一旦閉じて一階の台所横に再度展開し母に伝えておいた。C空間を12畳サイズの部屋に縮めて俺の部屋に繋ぎ、とりあえずベッドと布団セットをデータから生み出しポイポイ部屋に出してみた。



「う、あ、ぅうっ」


原口さんが目を覚ました。


「あ、悟君、連れて帰ってくれたんだ、ありがとう。ところで、あそこはなんだい?」


「あ、あれですか?ダンジョンで貰ったんです、異次元空間だそうです。原口さん、父が暫くいくらでも我が家に滞在してくれて構わないと話してましたのでそっちに移動しましょうか?それとダンジョンで原口さんが寝てる間にレベルがかなり上がってます。」


「え?レベル?」


「はい、ぼくのパーティメンバーである原口さんを、代車に乗せて引き摺りながらモンスターやダンジョンボス叩きまくってたんで。あなたのレベルは上がってますよ。ステータスと考えると、見えるかと。」



「あ、ほんとだ!」


「とりあえず部屋は俺の部屋に繋げてるので、好きに使ってください。異次元空間はいくらでも広さを変えれますが、まだ、父達にこの空間は話してないので、内緒で。」


「あ、あぁ 明日自宅に着替えや荷物を取りに行きたいかな。」


「でしたら、妹を中学に避難しているのでそのついでに周っていいですか?俺も一緒に行きますよ。」


とりあえず異次元空間の部屋のベッドに寝てもらい、周りをログハウスで軽く囲った。


 自分は部屋で引き続き盗賊のアイテム袋を見てみたら、宝石、金貨がかなり入っていた。更に種が一つと能面が5つ入っていた。


種は「超古代の種」であり、異次元空間Dを10平米な庭の空間にして、小さな畑を作り出してそこに種を埋めた。種を鑑定すると種は成長するとピンクの果実をつけるが、全て虫の息の状態も回復可能であるし、状態異常全回復と万能薬の実であるそうだ。


   「大きくなあれ大きくなあれ」


水を撒いて埋めておいた。


 更に袋にあった能面は黒の半分の狐面に赤でラインが引かれているのが3つと女面の増女が2つ入っていた。鑑定すると、狐のは髪と目の色を変えれるお面で女面は髪色髪の長さと目の色を変えれるお面であった。


とりあえずアイテムボックスにしまい込んでおく。


最後にコアを見てみたが成長するダンジョンを作り出すコアらしく、とりあえず異次元空間のD空間の畑の横に置いてみた。


俺はどうやらダンジョンマスターとなっていたのだが、とりあえず練習ダンジョンとして10階層まで作ってみたが、

一階すらいむ達

二階ゴブリン達

三階オーク達

四階オーガ達

五階ゾンビ系 噛まれてもゾンビにならないゾーン

六階水系のモンスター

七階蜘蛛系

八階骨系

九階ドラゴン系

十階ダンジョンボス 悪魔系


で作り込む事にした。



今宵もつまらないものを妄想し出してしまいました。

(T ^ T)エヘ

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