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皇族姫  作者: 春香秋灯
嫌われ者の皇族姫-運命の出会い-
295/353

親子

 わたくしの目の前で、筆頭魔法使いナインは、皇帝シオンの拳を受けて、吹っ飛んだ。

「だ、大丈夫ですか!!」

 わたくしは反射でナインの元に駆け寄った。見事、シオンの拳は、ナインの鳩尾に入っていた。ナインは体んをくの字に曲げて苦しんだ。

「ナイン、痛がるふりなんかするんじゃない。さっさと立て。私はまだ、お前のことを許していない」

「やめてください!!」

「ナインは、よりによって、皇帝である私を裏切った。シーアのことを隠していたんだ。発覚した当時は、シーアの立場もあるから、処罰を延期しただけだ」

「だからって、暴力はいけません」

「ナインがきちんと報告していれば、シーアの母方の親族の消息だって探れた」

「俺様が探った時には、天涯孤独だった!!」

「そうだ。母方の伯父伯母は死んでいた。しかし、シーアの従兄は消息不明のままだ」

 皇帝シオンは、わたくしの身の上が発覚してすぐ、わたくしの母方の身内を探してくれたのだ。

 きっと、わたくしが皇族失格となった時のためだ。だけど、わたくしと関わることは危険なことだ。

「その、母の身内は、病気か何かで亡くなったのですか?」

 そうであってほしい、と祈りをこめて聞き返した。

「シーアの母親が不自然に死んだ上、生まれたばかりのシーアがいなくなったことで、身を隠していたんだ。結局、ネフティの追手によって、彼女の身内は殺されていた。ただ、君の年上の従兄は生き残っているはずだ。死んだという届け出がされていない」

「でも、もしかしたら、死んでいるのでは。身元不明の遺体となって、埋葬されたかもしれませんよ」

 貴族の学校に行けば、そういうことも習う。

「身元不明って、余程のことがないと、出てこないんだ。遺体が出れば、それはどこの誰か、ということは、魔法使いならわかる。身元不明とは、帝国に出生の届け出がされていない貧民のことだ」

「そうなのですか!!」

 まだまだ、わたくしは世間知らずだ。恥ずかしい。

「シーアが私の子とわかってすぐだったら、きっと、無事だっただろう」

「もう、死んでた」

「黙れ」

 皇帝シオンの命令に、筆頭魔法使いナインは、苦痛に表情を歪めて、固く口を閉ざした。

「ナイン、シーアに謝りなさい」

 さらに命令を重ねる皇帝シオン。その命令に従いたくない筆頭魔法使いナインは、苦痛で真っ青になって、蹲った。

「もう、いいです!! 終わったことです。許してあげてください」

 今更のことだ。わたくしは、筆頭魔法使いナインの罪を許したわけではない。どうだっていいことだ。

「許さん。ナインの言い分があまりにも子どもじみて、怒りしかない」

「言い分って、どんな内容ですか?」

 こんなに皇帝シオンを怒らせたのだ。とんでもない言い分なんだろう、なんてわたくしは予想した。

「私を取られると思ったからだ」

「………は?」

 わたくし、今日一日で、何度、呆れて、驚かされて、こんな言葉を吐いただろうか。もう、一生分、こんな間抜けな言葉を吐いたかもしれない。

 わたくしは、蹲って苦しむナインを見た。ナインは、忌々しい、とばかりに、わたくしを睨み上げてきた。そして、わたくしの体をどんと押した。

「ナイン!!」

「お前なんか、大嫌いだ!!」

「………あはははははははは!!!」

 わたくしはまた、気でも触れたみたいに大きな声で笑った。もう、こんなに笑ったのは、初めてかもしれない。

「わたくしよりも大人なのに、子どもみたいなこと言って、おかしい!!」

 本当にそうだ。筆頭魔法使いナインは、力の強い妖精憑きであるため、見た目は老いない。ずっと、若い男のままだ。だけど、皇帝シオンよりは年下で、わたくしよりは年上の、立派な大人だ。

 また、わたくしは筆頭魔法使いナインに押され、尻もちをついた。

「お前に何がわかる!! 俺様は、シオンに育てられたんだ。俺様にとって、シオンは父親だ!!!」

「わたくしにとって、皇帝シオンは、まだ、伯父です」

 嫉妬を向けられても、わたくしは笑うしかない。笑って、子どもじみた嫉妬を受け止めた。

「シオン、いえ、父上、ナインのことは許してあげてください。わたくし、そこまで不幸ではありませんでしたから」

 周囲は敵ばかりだったが、父だった人と皇帝シオンによって、わたくしは守られていた。

「死んだ産みの母親のことなんて知りません。母親の親族だって知りません。今更、その存在を出されても、わたくしは復讐心なんか持ちません。だって、わたくし、育ててもらいましたもの。一流の教育を受け、貴族の学校にも通わせてもらいました。城の外がどんな場所か、知っています。わたくし、決して不幸ではありませんでした。むしろ、皇族となりましたが、助かりました」

「皇族失格となっていたら」

「殺されていたでしょうね。運良く、生き残りました」

 家族を殺されているというのに、わたくしはのうのうと生きている。しかも、不自由ない暮らしだ。貴族の学校に通い、市井を見回せば、わたくしが恵まれているとわかる。

 最初から、色々と諦めていた。城の外ではどう過ごそうか、なんてバカなことを想像していた。皇族失格とわかった時点で、母だと思っていたネフティに殺されていたというのに。

 わたくしは皇帝シオンに深く頭を下げた。

「ナインを許してください。わたくしを誘拐し、わたくしの家族を殺すように命じたのは、ネフティです。ナインは、終わった後に知っただけです」

「知っていれば、赤ん坊の頃から、私が手をかけてあげられた」

「姪として、可愛がってもらいました。父上のお陰で、お父様もわたくしに手をかけてくれました」

「私だって、娘が欲しかった。息子は十分、堪能したんだ。なのに、娘は独り立ちして、息子は今だに私から離れないなんて」

「女の子はませていますから。親離れが早いのですよ」

「やっと、手元に置いたというのに」

「ナインを許してください」

「………わかった」

 やっと、皇帝シオンは筆頭魔法使いナインを許した。ナインは、命令違反で天罰を受けていたというのに、すぐに平静となる。

「感謝なんか、しないからな!!」

 そして、また、わたくしを押して、転ばせた。

「ナイン!!」

 皇帝シオンは、筆頭魔法使いナインをまた殴った。








 しばらくは、皇帝シオンの周囲は騒がしかった。わたくしはというと、皇帝の私室に閉じ込められた。外に出たいと言っても、シオンは許可を出してくれなかった。

 皇帝の私室は特別だ。いや、城自体、皇帝の支配下にある。皇帝が入れない場所はないのだ。逆に、皇帝が不許可とした時、その場所は使えなくなるという。それほど、皇帝の権力は強く、見えない力を持つこととなる。

 たかが一皇族であるわたくしは、結局、大人しく、皇帝の私室で過ごすしかない。皇妃の仕事をわたくしに任せる、と言ったって、何をどうするのか知らない。これまでの皇妃の仕事は、筆頭魔法使いナインが行っていたのだ。そのナインから引き継がないと出来ない。

 筆頭魔法使いナインは、皇帝シオンのことを父親のように慕っているのだが、まさか、私室に日参するほどとは思ってもいなかった。しかも、皇帝の寝食全てをナインが世話しているのだ。

 ついでに、わたくしの寝食まで、ナインが手を出してきた。

「シオンがいうには、お前は、俺様の妹みたいなものだというからな。妹なら、仕方ない」

「では、わたくし、ナインのこと、お兄様と呼べばいいですか?」

「ダメに決まってるだろう。俺様のことはいつもの通り、呼び捨てだ。俺様も、お前のことは呼び捨てにする」

「わかりました」

 そういえば、ナインは皇帝シオンのことは呼び捨てですね。

 筆頭魔法使いナインは特殊だ。これまでの筆頭魔法使いは、乳飲み子の頃に保護し、皇帝と筆頭魔法使いが育てるのだ。しかし、ナインは、随分と育ってから保護された。

 ナインは、貧民に発現した千年だ。

 貧民は教育をされない。だから、妖精憑きを見つける儀式を受けない。儀式自体は強制ではないから、罪にはならない。だから、ナインは野放しにされたのだ。それでも見つかったのは、筆頭魔法使いが神からの天意を受けたからである。ただ、それが遅すぎた。

 随分と育ったナインは、すっかり、貧民として、悪事に手を染めていた。妖精憑きは、悪事を行うと、その力が落ちる。だが、千年の才能の持ち主は、どんな悪事であろうと、神に許されるのだ。だから、ナインは化け物じみたまま、まだ子どもだというのに、貧民をまとめるボスになっていたという。

 ただ、いくら強くても、子どものナインは、筆頭魔法使いによって、呆気なく捕縛された。

 そして、貧民の生き方に染まったナインを皇帝シオンが教育したのだ。それは大変なことだったはずだ。子育てなんてしたことがない皇帝シオンが、貧民の常識に染まったナインを育てるなんて。わたくしには不可能だ。絶対に、わたくしは、ナインに殺される。

 どういう方法を使ったのかは不明だが、ナインは皇帝シオンのことを父と慕い、立派な筆頭魔法使いとなって、シオンの隣りに立つこととなった。

 だから、ナインは、血の繋がりのあるわたくしの存在を危険視したのだろう。

 シオンの愛情をわたくしにとられると、ナインは思ったのだ。だから、わたくしの正体に沈黙し、皇族ネフティの悪行を見逃した。

 だけど、わたくしはナインのことを恨んでいない。途中からだけど、わたくしの生活環境は良くなった。皇帝シオンと、父だと思っていた人のお陰で、ネフティはわたくしに手出し出来なくなった。使用人だって、皇帝の怒りを買った結果を見て、使用人の立場をきちんとわきまえた。皇族たちだって、皇帝シオンの庇護があるわたくしに手出しをしなかった。

 もう、育ててくれた両親や、皇族たちには期待していない。皇族の儀式までの身の上だ、と諦めていた。

 だから、まだ、わたくしに対して蟠りを持つ筆頭魔法使いナインに対して、わたくしは負の感情は持っていない。

 わたくしは、筆頭魔法使いナインからうける行為を当然とは思わない。いつか、皇帝の私室を出るのだ。

「ナイン、ありがとうございます」

 だから、いつも、お礼をいうようにしている。

「シオンのついでだからな!!」

 お礼を言われ馴れていないのか、筆頭魔法使いナインは、顔を真っ赤にして照れながらも、口悪くいう。

 なんとなく、ナインの扱いはわかった。わたくしが何を言われても、どんな扱いをされても笑っていると、ナインの蟠りはどんどんとなくなっていった。敵意を向けず、きちんと身の程をわきまえていれば、ナインはわたくしの敵にはならない。むしろ、皇帝シオンに嫌われたくないので、わたくしをそれなりに扱ってくれる。

 どうせ、皇族の儀式を受ける前までは、使用人すら遠ざけて、わたくし自身のことは全て、自身の手でこなしていた。なんと、衣服の洗濯までしていた。料理だって出来る。

 ナインの施しは、実は、最上級だ。わたくしがやるより、使用人がやるよりも、ナインの施しは最上だ。だから、筆頭魔法使いナインが、皇帝の私室に使用人をいれることを許さなかったとしても、皇帝は許すしかない。

 そうして、わたくしは、皇帝シオンと筆頭魔法使いナインだけ顔を突き合わせていたが、それなりに周囲が落ち着いてくると、父だった人がわたくしの面談のために、皇帝の私室にやってきた。

 もちろん、この面談には、皇帝シオンも同席である。

「兄上、そこまで警戒しなくてもいいだろう!!」

「お前にとって、シーアは、家族を滅茶苦茶にした存在だろう」

「あんなに出来が悪い子どもたちにしてくれたネフティには呆れた。俺はもっと、ネフティを疑うべきだった」

「それでも好きなんだな」

「………」

 無言となる父だった人。わたくしは笑顔で、何も言わない。

「それで、もう、親子でなくなったというのに、シーアに会いたいなんて、どういうつもりだ?」

「姪だが、娘と思って育てたんだ。会いたいと言って、何が悪い」

「ネフティの手綱をしっかり握ってからいうことだ。ネフティは最悪な形で、シーアを殺すために手元に置いたんだ」

「聞いた。なんで、俺じゃダメなんだ!! 顔立ちだって似てるし、弟なのに」

「私はネフティのことは大嫌いだ。そのお陰で、お前はネフティと結婚して、子宝に恵まれた。羨ましい」

 本音だ。皇帝シオンは、父だった人のことを羨んでいる。

「本当なら、シーアが私の娘だとわかった時に、引き取りたかった」

「言ってくれれば、協力した」

「ネフティは、絶対にシーアを殺そうとする。だから、耐えた。ネフティは、皇族失格となったシーアを私の目の前で殺そうと計画していた。下手に、その計画を崩すと、シーアの身が危なくなる」

 とんでもない計画だ。ネフティは、皇帝シオンを絶望させるために、一番、効果的な方法を考えたのだ。

 お陰で、わたくしは、皇族の儀式まで生きていられた。

 だけど、ネフティの計画は、わたくしが皇族であったことで崩れた。わたくしが皇族として残ってしまったので、ネフティはどうにかわたくしを殺そうと隙を伺っている。

 皇族を殺せるのは皇族だ。

 だから、皇帝シオンは、わたくしを皇帝の私室に閉じ込めた。皇帝の私室は、皇帝の許可ないと入れないし、出られない。だから、わたくしは安全のために、皇帝の私室に閉じ込められたのだ。

 その事情があるので、わたくしも文句は言わない。ここに閉じ込められたけど、皇帝シオンは色々と教えてくれた。

 叔父も、皇帝シオンの危惧は理解している。だから、文句はいうが、わたくしと距離はとった。近づかないようにしている。シオンは、兄弟といえども、警戒しているのだ。

「シーア、これからは、叔父と姪として仲良くしよう」

「ぜひ、お母様も、叔母として、わたくしのことを可愛がってほしいです」

「………随分と、あっさりしているな」

 期待した答えでないことに、落ち込む叔父。きっと親子として時間を期待したのだ。

「諦める時間は十分にありましたから」

 ネフティが人前でわたくしを子だと認めない、と宣言したのだ。十分、泣いて、諦める時間はあった。

「メフノフとティッシーから、シーア宛の手紙を受け取った。二人とも、シーアの様子を知りたくて、手紙を口実に、俺の元にやってきたんだ」

「ありがとうございます。元気にやっている、と伝えてください」

「返事はくれないのか?」

「返事は、ナインを通します」

「………そうか」

 次の約束を取り付けたかった叔父の願いをわたくしは拒絶した。

「手紙の配達は済んだ。さっさと出て行け」

「もう少し、こう、話したいんだが」

「お前がシーア宛の手紙を直接渡したい、と言い張るから、仕方なく、入れたんだ。シーアには手紙を渡したんだ。もう用はないだろう」

「シーアは俺の娘と思って育てたんだ。今も、間違いじゃないか、と思ってる」

「そう思うのは、どうしてだ?」

「きちんと、ネフティとは夫婦をしていたんだ。身に覚えもあった」

 わたくしは聞いていて、恥ずかしくなった。

 ネフティは、皇帝シオンを想っていても、シオンの弟とは夫婦をしていたのだ。実際、ネフティが産んだ子どもたちは、目の前の男の子なんだろう。身に覚えもあるし、夫婦の営みもしているというのだ。

 だから、わたくしが誕生しても、叔父は、我が子と信じたのだ。

「ネフティのこと、愛しているのですね」

「そうだ。だから、結婚を承諾してもらうために、いくつかの条件をつけられた」

「その、どんな条件ですか?」

「そこは、夫婦の秘密だ」

「そうですよね」

 とても気になったが、そう言われてしまっては、わたくしは聞き出すのを諦めた。

「手紙、ありがとうございます。もう、暇つぶしする方法もなくて、困っていました。助かります」

「ここに閉じ込められては、暇だろう。良かったら、俺が護衛となるから、外に出よう」

「ダメだ」

 叔父が申し出ても、皇帝シオンは許可しない。

「いつまでも、ここに閉じ込めておくわけにはいかないだろう。だいたい、婚約者はどうするんだ。兄上が決めたんだろう」

「今は、後悔している」

「後悔って、メフノフは、出来た男じゃないか! シーアの立場は複雑だ。普通なら、婚約解消を申し出てもいかしくないのに、メフノフから続けたいと言い出したんだ」

「人は、変わる。ずっと同じということはあり得ない」

「確かに、ガキの頃の兄上と、今の兄上は違うな」

「私は変わっていない。ただ、もっと世の中が見えるようになっただけだ」

「手が出るようになったからなー」

 そこのところは、わたくしも頷いた。まさか、筆頭魔法使いナインを殴るなんて。目の前でそれをされて、わたくしは驚いた。普段、温和そうな皇帝シオンが、まさか、手をあげるなんて。

「私はただ、親の教えに従っただけだ。兄なんだから我慢しなさい、兄なんだから負けてあげなさい、兄なんだから手をあげない、そういうことをいっぱい言われた。だから、我慢したんだ。それを皆、私が抜けているように見えたんだろう。あれは、少し落ち着かせるために、一呼吸いれていただけだ。今は、そんな必要がないから、我慢しない」

「そ、そう、なんだ」

 叔父は、少し、腰を浮かして、皇帝シオンを警戒した。きっと、幼い頃の悪事を思い出したのだろう。

「シーアも、我慢しなくていい。もっと、怒っていいんだ」

「そうですね」

 だけど、わたくしは怒らない。だって、随分と前に、理不尽さに泣いて、怒って、吐き出した。そして、それは無意味だと気づいて、諦めた。

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