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皇族姫
皇族姫は、皇帝ライオネルとの間に子が出来たため、成人前に城に入ることとなりました。
皇族姫は、元気な男の子と女の子を産み落としました。
賢者ハガルに見てもらうと、女の子は皇族でしたが、男の子は皇族ではありませんでした。
皇族姫は、生まれ故郷の新しい領主となった男爵に、皇族ではなかった男の子を託しました。
男爵は、皇族姫のことを想ってか、結婚もせず、皇族姫の男の子を跡継ぎとし、立派に育てました。
皇族姫の血をひく男の子は、優秀な領主となり、海の貧民街を解体し、平和な領地としました。
この功績から、男爵位から子爵位にあがりました。
もっと上げよう、と皇帝ライオネルは我が子にいいましたが、断られてしまいました。
貴族は面倒臭い、と。




