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皇族姫  作者: 春香秋灯
男装の皇族姫-辺境の三大貴族-
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生徒会主催の舞踏会

 生徒会主催の舞踏会に参加するために学校に行った。私は魔道具でひとっとびだから、学校にはやく到着しすぎた。

 いつもなら、もっと生徒で賑わっているのだが、舞踏会の準備で大変なんだろう。きっと、家でまだ、色々とやっているのだ。

 それでも、生徒会側が貸し出す衣装を着る生徒たちは、更衣室に向かうために、ぞろぞろと歩いていた。滅多に着ることがない衣装だから、貸出といえども、皆、はしゃいでいる。

 私は妖精憑きキロンと一緒に、会場近くに行った。生徒会役員は、朝早く来て、最終確認なんかしていた。さすがに、制服だ。生徒会役員は最後に入場だから、着替えは会場が開場してからだろう。

「アーサー!!」

「あなた、なんて恰好なの!!」

 伯爵令嬢フローラは笑顔で、侯爵令嬢シリアは素っ頓狂な声をあげて、私の元にやってきた。

「えー、似合わない? 似合うと思うんだけど」

「似合うけど、それ、男物じゃない!!」

 そう、私が着ている衣装は男物なのだ。フローラは見慣れているが、シリアは初めて見るから、驚いている。

「私がまだ、男と偽っている時に作ったんだよね。だから、これ」

「作り直しなさいよ!!」

「衣装があるからいっか、と失念してたんだ。もうそろそろ準備しなきゃ、と出したら、男物だったことに、その時、やっと気づいたんだ」

 いや、時々、思い出していたはずなんだ。だけど、何か力でも働いたのか、すっと忘れちゃうんだ。本当だよ、わざとじゃないんだよ。

 もう、衣装の貸出申請の期間も過ぎてしまったし、作り直しは無理だった。

「既製品にすればいいじゃないの!!」

「胸がねー」

 考えたんだな、それも。だけど、このぺったんこの胸があわなかった。既製品はね、胸ありで作られているんだよ、ちくしょー!!

 というわけで、私は男物で舞踏会に参加することとなった。

「ねえ、アーサー、その、わたくしと一緒に入場してくれない? せっかくなら、あなたがいいわ」

「えー、フローラのパートナー、もう決まってるでしょう」

「あなたは言ったじゃない。パートナーになりたい男はいくらだっているって。だったら、当日に変えても、文句を言われることはないわ。だって、わたくしのパートナーになれる栄光が欲しい男は、いっぱいなんだから!!」

 すごいな、それ。さすが鋼鉄の令嬢である。そりゃ、次から次へと男が声をかけるよ。

「誰も彼も、気に入らなかったのよ。アーサー、汚れ役になってちょうだい」

「えー、どうしようかなー。キロン、いい?」

 私は妖精憑きのお気に入りだから、妖精憑きの許可が必要なんだよね。私はキロンを見上げる。

 キロン、もう、苦渋の表情である。ダメだと言いたいけど、そんなこと言って、私を困らせたくないのだろう。

「こ、今回、だけだからな!! いいか、俺のアーサーだからな。アーサー、もう少し、匂い付けしよう。心配だ」

「あはははは、フローラはただの人だよ!!」

「そうだけど、この女は、アーサーのことが好きなんだよ」

「男のふりしてた私だよ。今の私は女だ。それ以前に、私とフローラは、文通友達だよ。そうだ、これ、どうしよう」

 私はこんな場なんだけど、ついでとばかりに、私のふりして義兄リブロか書いた手紙の束をフローラに見せた。

 それを見たフローラは、途端、不機嫌になった。

「燃やしてちょうだい。汚らわしい。あの男の触れた物全て、気持ち悪い。見たくもないわ」

「貴重な証拠だから、私が保管しよう。まだ、使い道があるかもしれないから」

「まだ、あの男、逆らえる力があるというの? 辺境のどこに行っても、あの男は迫害されるというのに」

 辺境の三大貴族の伯爵令嬢フローラを怒らせたのだ。貴族の学校で、晒しものにしたあげく、貴族の子息令嬢に顔を覚えられた。辺境のどこに行っても、義兄リブロと義妹エリザが安心して過ごせる場所はない。

 今は、子爵家の別邸で閉じこもっている二人。衣食住は私が面倒をみているのだ。それも、成人したら、ぽいっと追い出されることとなっている。当然だ。成人したら、その先は、自力でどうにかするしかないのだ。

 貴族の学校を卒業出来ないから、義兄と義妹は貴族になれない。それが決定となってしまった今、彼らは片親が貴族だと言ったって、平民だ。そういうものなのだ。

「今は私の保護下で生きていますからね」

「あなた、そんな親切にしなくても!!」

「貴族の義務ですよ。後で、酷い事された、なんて無駄に騒がれると面倒臭いです」

 侯爵令嬢シリアは、私の行いに、甘いと言いたいのだろう。だけど、仕方がない。あの人たちは、無駄に声がでかいのだ。

 外に追い出して、義兄と義妹が仲良く帝国に訴え出たら、面倒臭いのだ。ああいう人たちは、妙なところでずる賢いのだ。それに、あの二人に妙な知恵を与える悪者は、どこにだっているのだ。

 辺境では、義兄と義妹は生きていけないかに見える。だけど、辺境の外にでれば、あの二人はどうにかやっていけるのだ。私は手切れ金を持たせるので、あの二人は辺境の外に出ていくくらいの知恵があれば、私への嫌がらせが出来るというものである。

 追い出されるまで、悠長に、大人しく居座っているといいけど。

 私は別の心配をしている。

「また、難しいことを考えているな。今度こそ、わたくしが力になる」

 伯爵令嬢フローラが、嬉しいことを言ってくれる。

「フローラの存在こそ、私の救いですよ」

「だが、わたくしは」

「偽物の手紙を見破ってくれました。そのことの謝罪の手紙を読んで、私は救われました」

 私が母が亡くなってから一年後、保護されて、一番うれしかったことは、味方がまだいた、ということである。

 いや、領地内にいたよ。領主代行は、私が保護されてすぐ、頭をさげに来てくれた。そして、義母、義兄、義妹を鞭打ちしたのである。あの人、怒らせると怖いね。片親が貴族だー、と偉ぶっている義兄と義妹でさえ、祖父である領主代行には逆らえないのだ。

 私は、たった一年、一年も、絶望していた。

 婚約者であるヘリオスは偽物の手紙に騙され、仲良く過ごしていると信じていた。

 本来ならば、私を監視しなければいけない辺境の教皇フーリード様は、亡くなった母のことを忘れるために、仕事に逃げた。

 母方の祖父は、私のことは子爵を手に入れるための道具だと見ていたから、母親を亡くしたばかりだというのに、心配もしなかった。

 そういう一つ一つの希望を打ち砕かれ、最後に残ったのは妖精憑きキロンだ。キロンに縋ったのだ。

 私の希望に、伯爵令嬢フローラはいなかった。ほら、文通友達だから、関係ないよね。

 ところが、フローラは水面下で一生懸命、動いてくれていたのだ。フローラは父である伯爵を説得するために、言われるままに従ったのだ。私を騙った偽物の手紙から、どうにか情報を得ようとした。

 結局、父が事業に失敗し、領地は大凶作となって、とんでもない借金を作ったことで、私の祖父である男爵が領地に乗り込み、私が保護されたけど。そこまで、たった一年、一年も、フローラは私のことを心配してくれた。

「私が男だったら、フローラにパートナーを申し込んでるよ」

「アーサーが男なら、わたくし、子爵家に嫁入り出来るように、父を説得していました。実際、していたのよ」

「そうなの!?」

「本気です。だから、あなたが女で残念」

 うまくいかないな。

 本物の婚約者は、私を騙った偽物の手紙に気づいてもくれなかった。私が最近、指摘して、やっと気づいたんだ。

 私と結婚したかった伯爵令嬢フローラは、一目見て、偽物だと気づいて、すぐに行動に出てくれた。そして、私との結婚を父である伯爵にお願いし続けたという。

「女に生まれて、ごめんね」

「謝らないで!! アーサーは、男でも女でもいいのよ!!! いっそのこと、女同士で一緒になりましょう。跡継ぎは、遠縁からとればいいのよ」

「はは、あはははははははは!!! フローラ、あなたって、本当にいい女だ!!!!」

 最高だ!! 私は私よりも背が高いフローラを抱き上げた。私は細いけど、力はあるんだよ。







 舞踏会もいい感じで進んでいく中、私は料理をつまんでいた。

 結局、私は汚れ役となって、伯爵令嬢フローラのパートナーとなって、最後に入場したのだ。そこから、フローラにパートナーを申し込んでお断りされた男どもに囲まれたが、妖精憑きキロンが実力で蹴散らしてくれた。私がやってもよかったんだけど、怪我すると、キロンが妖精で復讐しちゃうから。

「お前は、本当に、次から次へと、やってくれるなー」

「うわっ」

 声を上げそうになった。どうにか、声をおさえた私は偉いなー。

 何故か、王都にいるはずの女帝レオナ様が、私の隣りにいた。これまた、綺麗なドレスを着ている。周囲では、これっぽっちも気にしていないから、印象阻害関係の魔法が働いているのだろう。こんな美女がいたら、田舎の若者は大騒ぎだよ。

「これか、神の恵みって果物」

 果物の盛り合わせから、女帝レオナ様は、私がさりげなく混ぜた神の恵みを抜き取って食べた。

「うまいな!! 昨日のもうまかったなー。あまりにうますぎて、フーリードが泣いていたぞ」

「全部、食べたんですね。美味しいのなら、いいですよ」

「お前は、男を泣かせてばっかりだなー」

「私、酷い事言ってないのになー」

 何故か、私に関わる男どもは、泣いてばっかりだよ。辺境の教皇フーリード様も泣いていたのか。

「美味しく食べたのから、大丈夫ですね」

「あーんな恐ろしい所業をしているってのに、お前は神の恵みを普通に収穫できるなんて、その内心は聖女か何かか?」

 神の恵みの伝説は有名である。ほとんどの人たちは、神の恵みの果実を変色させ、腐らせるのだ。どんなに信心深く過ごしていても、そうなのである。

 私は神の恵みを甘美な果実として収穫出来る。子どもの頃は、そりゃ、信心深く生きていたから、誰もが、いい子だなー、と思うだろう。

 だけど、今はそうではない。裏切った実の父親を去勢し、義母と元使用人たちは犯罪奴隷に落とした。とても、心根は良いとは言えない。

 私は神の恵みを一つつまんで口にした。瑞々しいなー。

「母が亡くなってたった一年、一年も、私がどうにか生きていられたのは、キロンのお陰ばかりではありません。妖精たちが、助けてくれました。ろくに食べ物が与えられない私の元に、神の恵みを実らせてくれたんです。おもしろかったですよ、何もない小屋の中に、ぽんぽんと神の恵みが実るんです。それを私が収穫して食べていました。だけど、数日に一度は、誰かが小屋に来ます。神の恵みは甘美な果物です。ある時、見つかってしまって、屋敷中の人たちが押し寄せてきました。我先に、と手にしていきます。だけど、全て、変色してしまいました。食べられないので、私に収穫させようとするのです。もちろん、私は拒否しました。それでも諦めきれないから、義母が私を鞭で打ったんです。痛いじゃないですか。だから、収穫して、切り分けました。小屋にあった果実は全て、とられました。だけど、見た目は瑞々しく美味しそうな神の恵みは、屋敷の者たちが口にすると、腐った味になったそうです」

「俺様が食べたのは、うまいがな」

「受ける側も、それなりに資格が必要なんだと思います。私は果実を収穫する時は神と妖精、聖域に感謝して、皆で一緒に食べたい、と考えます。いっぱい収穫しますが、私が食べるのは、この一切れです。他は、施しです」

 私はもう一切れ食べて、それ以上は手をつけなかった。

「小屋で、お腹いっぱい食べた神の恵みは、そんなに美味しくなかったなー。空腹は満たされたけど、それだけ。やっぱり、皆に食べてもらいたい」

 私は、神の恵みが小屋に実っても、あまり手をつけなかった。運ばれる食事でどうにか我慢して、それでも、耐えかねた時だけ、神の恵みに手をつけた。

「神の恵みについては、色々と逸話が残っています。昔、禁則地に迷い込んでしまった若者が、妖精の導きで、神の恵みを与えられたそうです。若者、決して心根がいいわけではありません。だけど、禁則地では、神の恵みを美味しく食べられました。だけど、禁則地の外に出ると、持っていた神の恵みは腐ったそうです。神の恵みは人の心根によって左右される、と言われていますが、必ずしも、そうではありません。たぶん、選んでいるのでしょうね。だから、大昔、神の恵みを使って、次の当主を決めていたんです。神の恵みに選ばれるような人であれば、きっと、妖精に愛されているだろう、と」

「………そうかもな」

 女帝レオナ様は、私を見下ろして呟く。

「ですが、そういう人は、こう、騙されやすいんですよ。結局、神頼みばっかりしてはダメだ、ということで、きちんと教育を施されるようになりました」

「あはははははははは!!!」

 さらなる落ちに、女帝レオナ様は大笑いである。そうなのだ、神の恵みに選ばれたって、領地運営とか商売が上手なわけではないのだね。

 女帝レオナ様がいるところ、賢者ラシフ様だっている。食べたことがないだろう神の恵みを口にして、声もなく感動している。

「アーサー、久しぶり!!」

 そして、筆頭魔法使いティーレットもいた。私の背中から抱きついてきた。

「あー、神の恵みじゃん。珍しいな」

「食べたことある?」

「禁則地の名物だからなー。僕、禁則地に入ったことがないから」

「ずっと、王都から出たことがないとか」

「そうそう。今は、あっちこっち行ってるけどな。ほら、筆頭魔法使いになったから、色々とあるんだよ」

 表向きは、筆頭魔法使いは王都にいることになっている。

 だけど、筆頭魔法使いは色々と役割があるんだろうね。詳しくは聞かないけど。だいたい、王都にいなきゃいけない女帝レオナ様が辺境にいるんだ。実は、気軽に帝国中に行けるものなのかもしれない。

「今度、行ってみよう」

「危ないよー。妖精憑きでも、大変な目にあっちゃうんだから」

「僕は平気だよ。僕は千年だから、妖精だって、ちょっと悪戯するくらいだよ」

「………え?」

「千年の才能持ちはね、何やっても許されるの。だから、神の恵みだって、美味しく収穫出来ちゃうんだよ!! 今度、僕が収穫した神の恵み、食べさせてあげるよ!!!」

「………」

 びっくりだ。私、ティーレットのこと、百年の才能の妖精憑きだと思ってた。

 筆頭魔法使いになれる妖精憑きは二通りである。

 一つは、百年に一人、誕生するかどうかの才能ある妖精憑きである。ほとんどは、この百年の才能の妖精憑きが、筆頭魔法使いとなるのだ。

 もう一つは、千年に一人、必ず誕生する化け物妖精憑きである。千年の才能は、ともかく、全てにおいて化け物じみた才能を持っている上、千年に一人、絶対に誕生するのだ。千年の才能持ちは、ともかく妖精寄りの感性を持っているため、扱いが難しい。間違えると、天災となることもある。だけど、千年の才能持ちは、神の試練であるため、何をやっても、悪事と数えられないと言われている。

 賢者ラシフ様は百年の才能持ちで有名である。そういえば、ティーレットはラシフ様よりも強い、なんて言ってたなー。

 まさか、ティーレットが千年の才能持ちだなんて、驚きだ。ラシフ様より強いといっても、きっと誤差だと思っていた。千年の才能持ちなら、そりゃ、強いよ。

「ティーレット、そんなにすごい妖精憑きなら、筆頭魔法使いの儀式くらい、ちゃちゃっとやっちゃえば良かったのに」

「あの儀式は、すごい痛いものなんだよ!!!」

「でも、ティーレットは、筆頭魔法使いになるべく育てられたんだから。お金だって、うんとかかっているんだよ」

 ティーレットのこの、痛いからイヤ、という考えは、私には理解出来ない。私は骨の髄まで、亡き母に教育を受けたのだ。私の身は、私だけのものじゃない、と言われるのは、挨拶みたいだったなー。

 途端、泣きそうになるティーレット。どうして、こんな甘い感じになっちゃったんだか。

「一体、誰に育てられたら、こうなるのやら」

「俺様が育てた」

「っ!?」

 うわっ、一歩間違えれば、不敬罪なこと言っちゃったよ!! そっかー、女帝レオナ様が育てたのかー。

 だけど、女帝レオナ様は、側にいる賢者ラシフ様にびくびくとしている。賢者ラシフ様、怒っているよ。

「レオナ様のせいで、ティーレットの言葉使いは最低ですよ。いつまでも、甘ったれた感じが残って、威厳すらない。どうしてくれるんですか!!」

「仕方ないだろう!! 子育てなんてしたことがないんだからな」

「ティーレットが嫌がるのに、散々、構い倒して、あげく、筆頭魔法使いの儀式について怖がるから、と面白がって話すから、こうなったんですよ!!!!」

「わーーーーーー」

 レオナ様、両手で耳を塞いで、賢者ラシフ様の説教から逃げた。それでも、ラシフ様はレオナ様の後ろにぴったりとくっついて、説教を続ける。

 なんて、予想通りのことを女帝レオナ様はティーレットにしてたのだろう。驚いた。レオナ様、子どもが嫌がること一通り、ティーレットにやったんだ。その挙句、しつけとか、そういうのも、レオナ様は大らかに放置したのだろう。

 あれだ、ラシフ様が厳しく躾けようとしても、レオナ様が嫌がるティーレットに味方したんだ。そうして、甘ったれなダメな筆頭魔法使いが出来上がったんだ。

「ねえ、アーサー、僕と踊ろうよ!!」

「離れろ!!」

「いっつもキロンが独り占めして、ずるい!! 今日は、僕はアーサーと一緒にいるの!!」

「お前は、女帝のとこに行ってろ!!」

「僕の皇帝はアーサーだもん。アーサー、はやく皇族になって、僕の皇帝になってよ」

「アーサーは俺のだよ!! 絶対に渡さん」

 私を間に置いて、ティーレットとキロンが、ぎゃーぎゃーと騒ぎ出した。

 ふと、女帝レオナ様と賢者ラシフ様を見れば、レオナ様が一生懸命、ご機嫌斜めになったラシフ様に話しかけていた。

 皇族って、どこも大変だなー。私は、女帝レオナ様を見て、妖精憑きと筆頭魔法使いに囲まれて、そう思った。

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