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皇族姫  作者: 春香秋灯
王国の皇族姫-外伝 必要悪-
197/353

見せしめの処刑

 末の息子アランの骨を回収したら、さっさと帝国から離れても良かった。だけど、まだ、アランを死に追いやった、どぶ臭い者たちがいる。

 大事な大事なアランは帝国に殺されたようなものだ。私は骨壺を抱えて、事後処理すらされていない背後を睨み上げる。

 皇族たちが、随分なことを話し込んでいる。誰が悪くて、誰が責任をとるのか、そんな意味のない話をしているのだ。その中心にいるのは、女帝エリシーズです。エリシーズはまだ体調が悪いだろうに、口だけは煩い皇族どもがエリシーズに全ての責任を押し付けようとしています。

「女帝である以上、こんな問題を起こしてしまったのですから、それなりの責任をとってもらわなければ困る」

「これだから、女が皇帝となるのは、穴が出てくる」

「皇帝であれば、こんなこと、起きなかっただろう」

 私は、魔法でエリシーズに群がる皇族どもを吹き飛ばしてやる。途端、皆、化け物でも見るように私を見てくる。

「煩いですよ!! 私の息子が帝国のせいで死んだのです。まず、私にいうことがあるでしょう!?」

「煩い、化け物!! 魔法使いを呼べ。この化け物を退治させろ!!!」

「あら、女一人、抑え込めないなんて、情けない男ですね」

「お前は女じゃな!! 化け物だ!!!」

 私はアランの骨を筆頭魔法使いリッセルに預けます。骨はちょっとだけ譲るだけですよ。

 皇族が集まる場所は、ちょっと特殊です。そこは、皇族の儀式を行う場所です。ここは、武器持ち込みが許されるのです。なにせ、皇位簒奪が許される場所ですから。

 私はエリシーズを皇族ライアンに任せて、場の中心に行きます。そこには、クーデターを起こした貴族に味方した皇族の生き残りオシリスがいた。両腕両足のない状態で、転がされていました。

「無様ですね。聞きましたよ、アランに逆らって、利き腕と両足を斬り落とすこととなったとか。確か、皇位簒奪を二回失敗した者は、処刑ですよね」

 両腕両足を失ったというのに、オシリス、まだ生きていられると信じていますよ。怯えたように周囲を見回します。皇族教育が曲げられていたのもありますが、最近の皇族どもは、随分と甘いですね。

 私はオシリスの顔を踏みつけてやります。

「昔、皇位簒奪をされた皇帝が、両腕を斬り落とされ、生き恥を晒された話があります。その皇帝は、なんと、十年もの時間をかけて、魔道具の義手を使いこなすために、片目を抉って、妖精の目という魔道具をいれました。そうして、十年後、皇位簒奪をしました。あなたに、それほどの根性はあるかしら」

 私は一度、オシリスから離れてやる。私の近くに、皇族テリウスが、切れ味の悪い剣を持ってやってくる。

「まずは、片目を抉って、妖精の目をつけましょう。リッセル、持って来なさい」

「はっ」

 テリウスは動揺して固まっているけど、リッセルは私に絶対服従です。だって、リッセルは、私に一度、大敗しましたものね。

「テリウス、右にしますか? それとも、左にしますか?」

「そんな、人思いに殺してやれば」

「聞きましたよ。アランは胸を突き刺されて、苦しい死を迎えた、と。そんな死の元凶であるこの男に、どうして、情けをかける必要があるのですか。苦しい死こそ、この男には相応しいです。何より、アランはそのために、この男を生かしておいたのですよ」

 甘っちょろい事いうテリウスを黙らせます。後ろで聞いていた皇族たちも黙り込みます。筆頭魔法使いリッセルでさえ従える私に、皇族が逆らえるはずがありません。

 それ以前に、筆頭魔法使いがいるというのに、私の魔法によって、皇族たちが吹き飛ばされたという事実を重く受け止めるべきですよ。

 皇族には、筆頭魔法使いの絶対的な守護があります。筆頭魔法使いは、帝国一の妖精憑きがなることとなっています。リッセルには、それほどの実力があるのです。それなのに、皇族に私の魔法が通じています。平和呆けしすぎですよ、ここの皇族は。

 リッセルの仕事ははやいです。いえ、それ以上ですよ。なんと、義足と義手の魔道具まで持ってきました。

「リッセル、素晴らしい!!」

「あの話を聞いて、持ってくるのは当然です。ただの人の時間は短い。少し目を離すと、死んでしまいますから」

「そうでしたね、忘れていました。では、テリウス、片目、抉ってください」

 私は笑顔で命じます。テリウスは、まさか、そんな役をさせられるとは思ってもいなかったのでしょう。ちょっと痛い目にあわせて、あとは人思いに殺すつもりでした。

 しかし、私の目の前で、それは許されないのですよ。

「貴様、王国の者の分際で、口出しするな!!」

 私が気に入らないのか、それとも、裏切り者の皇族オシリスに何か思い入れがあるのか、私に手を出してきます。もちろん、お互い、皇族同士ですから、簡単に私は暴力を受けることとなります。

 簡単に尻もちまでついてしまう私に、皇族の男たちは、大したことがない、と気づきます。女ですもの、男には、勝てません。そう見えますよね。

「あなたたち!?」

「エリシーズ、この女が双子の姉妹だと? 血迷ったか。全然、似てないじゃないか!! さっさと部外者をここから締め出せ!!」

 そう命じれば、騎士たちが部屋に入ってくる。だけど、私がリッセルの手をかりて立たされているのを見て、動きを止めます。

「何をしている!?」

「エリカ様に手を出すということは、この私を敵に回すということだが」

 皇族と筆頭魔法使い、どちらが偉いかなんて、きちんと教育を受けている者ならわかることです。

 しかし、騎士たちはリッセルに武器を向けます。

「我々が知っている筆頭魔法使いは、貴様じゃない!!」

 どさくさで、表に出されたリッセルのことを城の者たちは、筆頭魔法使いだとは認められないのです。

 リッセルは忌々しいとばかりに騎士たちを睨む。武器なんて、私やリッセルにとっては、大したものではない。

 私は深く溜息をついて、ちらりと騎士たちの武器に目を向ける。瞬間、武器は溶けて、ただの材料になってしまう。

「私は、三属性は普通に出来る妖精憑きです。今度は、あなたたち自身の時を戻してあげましょうか? 私も随分と魔法について修練しました。お前たちを赤ん坊よりも、お腹にいる頃よりも、さらにこの世に存在する前にまで戻してあげましょう。人が目の前で逆戻るのです。いい勉強になるでしょう」

 無機物だけでなく、人まで時間を戻せると言われたら、騎士たちも逃げるしかない。皇族の命令なんて従っていられないのだ。

 脱兎のごとく逃げていく騎士たち。だけど、皇族の男たちは、人数で私を抑え込もうとしている。

「やめなさい!!」

「貴様のような役立たずな女帝のいうことなど、誰がきくか!?」

 そのまま素手で私をおさえこもうとする皇族たち。その間に入るのは、皇族テリウスです。

「テリウス!?」

「そこをどけ!!」

「彼女は、エリシーズの双子の姉妹エリカ様だ。一度は帝国を救ってくれた恩人に手をだすというのならば、俺がお前たちを殺すしかない」

「どうして!?」

「女の皇族の場合、代理戦争が認められている。俺が相手だ」

 私に恐ろしい命令をされたというのに、皇族テリウスは立派に私の味方をしてくれます。

 だけど、数の暴力では、テリウスでも勝てないでしょう。私は仕方なく、上位の妖精憑きとして、目の前で生意気な顔をしている皇族たちを動けなくしてやります。

 私につかみかかろうとした姿勢のまま、動けなくなる皇族の男たち。私はその横を歩いては、一人、また一人と押して転がしてやります。転がされば痛いでしょうけど、悶絶すらできません。

「愚かですね。私は筆頭魔法使いより上位の妖精憑きです。いくら、筆頭魔法使いの妖精が守護としてついていたって、私には勝てませんよ」

 恐怖で真っ青になる皇族たち。そうなって、初めて、逆らってはいけない相手だと気づくのです。

 私は転がった皇族の男どもの顔を一人ずつ踏みしめていきます。

「あとで、尋問です。裏切者がまだ生き残っているでしょう。味方のような顔をして、実は裏切っていた皇族ども。心の底から、後悔させてあげます」

 それは、まだ動ける皇族たちにも向けて言っていることです。逃げようとしたって、部屋から出るだけです。彼らには、城の外に逃げる、なんて頭はありませんよ。

 やっと静かになったので、私は再び、裏切者の皇族オシリスの元に戻ります。

「どちらにしますか? 利き目に妖精の目を装着するそうですよ。右かしら、左かしら」

「や、やめ」

「うふふふふふ、どんなふうになるか楽しみ。魔法使いの才能がないと、廃人になるのよね。でも、廃人になんて逃がしてやらない」

 私はわざとオシリスに私の妖精をつけてやる。

「私の妖精が、廃人一歩手前まで、助けてくれます。ほら、テリウス、左目を抉りましょう。そっちにしろ、と妖精が言っています」

 私の妖精たちは、左目をご所望ですよ。

 切れ味最悪な剣の切っ先で、オシリスは左目をえぐり取られました。ものすごい悲鳴のような声をあげますが、気にしません。それどころか、嘲笑ってやります。

「これで、皇帝になろうとしていたなんて、情けない。この程度で痛がらないでください」

「エリカ様、さすがに」

「私の夫ロベルトは、悲鳴すらあげませんでしたよ!!」

「っ!?」

 だからこそ、オシリスの情けなさに、笑いしか出ない。夫ロベルトは、魔法使いの才能がないため、長いこと、苦痛を受けています。だけど、それで泣き言一つ言いませんでした。

 リッセルは、抉られたところに、妖精の目を乱暴に押し込んでやります。そして、私の妖精が、無理矢理、オシリスの脳と妖精の目をつなげてやります。それも、相当な苦痛だと言います。

 本来ならば、一週間かけて馴らされる作業です。それを妖精の力で無理矢理つなげられたオシリスは、笑っています。

「あはははは、いたく、ない。見えるぞ、貴様の妖精が!!」

「あら、才能、ありましたか」

 だけど、私の偽装された妖精を見て嘲笑うオシリス。隣りについている妖精には、見向きもしていません。オシリス、お前、大した格ではありませんでしたね。

「それで、どうやって妖精を操るのですか? お前に味方する妖精はいますか?」

「おい、そこにいる妖精、俺のいうことをきけ!?」

 いきなり、そこらにいる野良の妖精に命じます。城の中にいるので、まあまあの格の妖精です。

 だけど、妖精はオシリスの命令なんてききません。だって、オシリスは妖精憑きでも何でもない、ただの人ですもの。

「貴様!!」

「ほら、義手と義足を使って、歩行訓練をしましょうね」

 私は次の段階と、リッセルに命じます。魔道具の義手と義足は、気持ち悪いくっつき方をします。そんなオシリスは、無様に転がっているだけです。

「ほら、立って」

 立てるわけがありません。だって、魔法を発動させるには、妖精の力が必要です。ですが、オシリスに味方する妖精はいません。

 オシリスはどうにか動こうともがいていますが、醜いばかりです。

「芋虫みたいね、オシリス」

「絶対に動けるようになってやる!!」

「そんな時間、与えるわけがないでしょう。リッセル、ほら、オシリスに武器を渡しなさい」

「はっ」

 リッセルは出来た人です。きちんと武器まで持ってきてくれました。こちらも切れ味悪そうな剣ですよ。それをオシリスの義手の先に置いてやります。

 そういう目標があると、奇跡のようなことが起きます。オシリスの義手が動いたのです。武器を手にしようと、手が動きます。でも、動くだけです。

「テリウス、ほら、串刺しです」

「わかった」

 相手に希望を持たせておいて、絶望に落としてやる。そのやり方に、テリウスは従った。オシリスは必死に武器を手にしようとするも、テリウスは容赦なく、切れ味の悪い剣でオシリスの胴体を刺した。

 決して、致命傷を負わせない。

 痛いと悲鳴をあげて、それでもテリウスは執念だけで武器をとろうとする。そうすると、義足も動くのだ。

 でも、時間がありません。話を聞いていましたか? 十年もかけて身に着けたのですよ。ちょっとした才能しかないオシリスに、短時間で出来るはずがないでしょう。

 私はオシリスが無様にあがいて、テリウスに刺されている様を椅子に座って眺めていました。

 あまりの光景に、逃げ出す者はいっぱいです。だけど、残っている者だっています。

 ですが、さすがに女帝エリシーズをその場に置いておくなんて、私だって不謹慎だと思います。その場から連れ出してほしいから、皇族ライアンにまかせたのです。

 なのに、皇族ライアンは、エリシーズを無理矢理、その場にいさせたのです。

「最後まで見るんだ」

 今にも吐きそうな顔をしているエリシーズに、ライアンはとんでもないことを言います。それを聞いて、私は席から離れるなり、ライアンを引っ叩きました。

「お前、それでも男なの!?」

「なっ!?」

「身重の女にこんなものを見せるなんて、本当に最低最悪な男ね。胎教最悪です。エリシーズ、さっさとこの場から離れなさい。後始末は、私がやってやります」

「勝手に」

 私はライアンを投げ飛ばしてやりました。ライアン、無様に背中から床に落ちます。

 さっきまで、か弱い感じの女だった私が、ライアンを投げ飛ばしたのです。さすがに、皇族たちも気づきます。さっきまでもか弱さは演技だと。

「私の夫は、私が身重の時は、上に下にと親切でした。重い物を絶対に持たせない、胎教の悪いことなんかさせませんでしたよ。ほら、エリシーズは部屋に戻りなさい」

「で、でも」

「ほら、泣いてる。こんなもの、あなたは見なくていいんです。こういうことが大好きな私がやればいいのですよ」

「そんなものが好きだなんて、嘘を」

「本当です。私は、そういう存在です。嫌われないように、作っていただけです。ほら、いきなさい」

 私が言っても動かないエリシーズを皇族コモンが連れて行ってくれました。さすが、父が育てた皇帝候補の一人ですね。

 ですが、同じ皇帝候補の一人である皇族ライアンは、最低最悪です。

「出来の悪い、父の真似事ですね」

 私はライアンに言い放ってやります。ライアンは、父アランのことを尊敬しています。だから、父の真似事をしているにすぎません。

 父ならば、こうするだろう、とライアンは思ったわけです。それをエリシーズに押し付けました。

「お前は、父のことをもっと知るべきです。父は、産みの母に対しては、随分と優しかったのですよ。義父ハガルは、女性に優しく、と教育しました。父は帝国のために、それを曲げることをしましたが、根本では、女性には優しく、と心がけていました。ライアン、お前は父のことを知らなすぎです」

「どうして、お前がそんなことを知っているんだ!?」

「父が、私に教えてくれました。私と父は、随分と昔に和解したのです。父は私への所業を後悔していません。ですが、謝罪はしました」

「聞いて、ない」

「どうして、お前に話す必要があるのですか。お前は所詮、他人です。親子にでもなったつもりですか?」

「っ!?」

 嘲笑ってやります。途端、悔しそうに顔を歪めるライアン。

 そんなライアンなんか構っていられません。ほら、皇族オシリスがとうとう、剣を手にして、立とうとしていますよ!!

 だけど、テリウスは容赦しません。オシリスが立つために杖のように使う剣を蹴って倒します。途端、無様にオシリスは顔から落ちます。ほら、両手は義手だから、動かないですものね。

「おっかしぃ。無様ですね、オシリス。こんなお前のために、家族は帝国を裏切って、アランに殺されました」

「そのアランは、死んだがな。ざまあみろ!!」

「ええ、そうです。そして、アランの意志を尊重して、生き残ったお前をいたぶり殺すのですよ。テリウス、もっと深く傷を作ってください。魔法使いの力が発動していますよ」

「そんなっ!?」

 ちょっと目を話した隙に、面白い方へと妖精が味方しています。妖精は、中途半端にオシリスに力を貸しています。

「やめろ」

 それを止めるのはリッセルです。リッセルの全身全霊の命令に、妖精たちはオシリスから離れます。途端、オシリスは元の芋虫に逆戻り。もう、義手も義足も動きません。傷だって、治りません。どんどんと血が流れていき、肌の色も悪くなっていきます。

「もういいですよ。そこまで」

 私はテリウスの手を止めます。テリウス、かなり精神を鍛えたのでしょう。ここまで非道なことをしているというのに、平然としています。むしろ、もっとやろうとしました。

「この程度でいいのか? 俺が知るアランは、もっと恐ろしい拷問をする」

「これは、見せしめですよ。拷問は、こっそりとやるものです」

 ちらりと残って見届ける皇族たちを見た。彼らは、きちんとした皇族だ。裏切ってもいない。オシリスの行いに、蔑みの目を向ける者もいる。ここから逃げて行った皇族たちこそ、裏切りの皇族だろう。

「テリウスだけが手を穢すのは不公平です。皆さんも、一刺し、してください」

 まさか、手を汚す時が来るなど、その場の皇族は思ってもいなかったでしょう。だけど、私は容赦しません。

「いいですか、この男を許してはなりません。貴族の言いなりになるような皇族は、皇族失格ですよ。そういう皇族は、真の皇族の手によって討伐されなければなりません。帝国では、それが絶対です。やりなさい」

 私に言われ、とうとう、傍観していただけの皇族たちは持っていた武器を抜き放った。ここは、武器の携帯が許されるので、それなりに持っているのだ。

 そうして、オシリスは皇族たちに一刺しされるも、どんどんと虚ろな目に見つめ返すだけです。もう、痛くて苦しくて、さっさと死にたいのでしょうね。それを悶絶する力すらありませんから。

 ライアンでさえ、手を汚しました。この場に残っていて、手を汚していない皇族というと、私だけです。私は持っていた短剣を抜き放ちます。

「見てください、妖精殺しの短剣ですよ。私とロベルトの婚姻のお祝いで、男爵のお義兄様からいただきました。それから、私がしっかり手入れしています。よく切れますよ」

 綺麗な刃です。それを見せてやっても、オシリスの視線は定まりません。あら、死にそう。

 なので、時間の逆戻りですよ。ちょっとだけ、オシリスの意識がまだはっきりしている頃まで体の戻してやります。そして、私が持っている短剣を見て、恐怖に顔を歪めます。

「いい顔です」

「やめろっ!!」

 わざと急所を外して刺してやりました。芋虫みたいに苦しむ姿は醜いです。そして、何度もされて、苦悶の表情で、オシリスは息絶えました。

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