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皇族姫  作者: 春香秋灯
契約紋の皇族姫-外伝 女運の悪い男-
107/353

戦略的婚姻

「お兄様は本当に女運が悪いですよね」

「どうしてそういうんだ!?」

「だって、わたくしという妹がいるのですもの。大変でしょうね」

 他人事のようにいうナーシャ。だけど、その時、私は笑った。

「ナーシャにひどい目にあうなら、喜んで受け入れよう」

 ナーシャは一瞬、驚いた。だけど、すぐに嬉しそうに笑顔になって、私にしがみついた。


 懐かしい夢を見た。ナーシャがまだいた頃の夢。本当にあったことだと思う。だけど、いつの頃のことか、もう覚えていない。

 私とラーシャは今、多くの大人の皇族の前にいた。保護者である両親を処刑されたので、私たちの扱いをどうするか、決めることになったのだ。いくら、私が皇族教育を終わらせたといっても、まだまだ子どもだ。ラーシャはこれから、少しずつではあるが、皇族教育を受けることになる。子どもだけでは手が届かないこともある。だから、どうしても保護者が必要なのだ。

 この話し合いには、筆頭魔法使いアイシャールが立ち会った。アイシャールにとって、私とラーシャはナーシャの身内。真の皇族ではないけど、身内枠は尊いのだろう。だから、私の隣りに立って、威嚇するように、その場を見守っていた。

「子どもだけで住まわせておくわけにはいかない。一応、親戚もいるんだし、そこで引き取ってもらうのが正しいだろう」

 両親の兄弟姉妹がいるのだ。そこに行くのが、確かに正しい。私は、両親の兄弟姉妹をちらっと見てしまう。だいたい、目をあわせない。あわせるのは、あれだ、私の両親に似たり寄ったりする人たちだ。私の両親と同じことをやろうとしているんだろうな。

「二人一緒はさすがに大変だろう。分けたらどうだ?」

「イヤ!!」

 それを聞いた途端、ラーシャが大きく叫んで、私の腕にしがみついた。アイシャールは、発言した皇族を睨んだ。それだけで、その案は却下となった。

「アイシャール、言ってはなんだが、その二人を特別扱いしすぎではないか? 適当でいいだろう」

 筆頭魔法使いアイシャールが声もなく、だけど、睨みをきかせているので、文句が出てきた。

「真の皇族が出た血筋です。肩入れして何が悪いのですか。お前たちよりも万倍、価値のある方たちです。なにより、ラーシャ様はナーシャ様の双子の妹。きっと、もう少し血筋が違っていれば、真の皇族となれたでしょう。お前たちはどうですか? 帝国の悲願である真の皇族を生み出せるというのですか? それほど、偉そうに言える立場ですか? お前たちは皆、ナーシャ様の誘拐に加担した立場だということを忘れないでください。許したわけではありません。延命です」

 アイシャールは、皇族たちを冷たく見た。許してもいない。本当は、全てを殺しつくしてやりたいのだ。

「今、契約紋を移し替えるための素体を準備しています。いいですか、妙なことを考えないように。わたくしの契約紋を移し替えて、お前たち皇族全てを根絶やしにすることなど、簡単なんですから」

「………」

 言葉を選ばなければいけない。一つ間違えると、この場は血の海だ。契約紋、実は万能でないことをその場にいる皇族全ては知ることとなる。

 私が怯えているからだろう。アイシャールは私の肩を優しく叩いた。

「心配ありません。イーシャ様とラーシャ様には傷一つつけませんから。安心してください」

 優しく笑いかけてくれるアイシャール。優しいけど、その目には狂気の色が宿っている。

「アイシャール、大好き!!」

 だけど、そんなことに気づかないラーシャは、無邪気にアイシャールの足にしがみついた。アイシャールは、それだけで、優しく目を細める。もう、狂気の色はない。

 話し合いが止まった。アイシャールのご機嫌とりである皇帝は、色々と大変だ。今、可能かどうかわからないが、近隣の小国に、戦争の協力を打診している。アイシャールとしては、ナーシャの捜索を優先させたいが、そこは筆頭魔法使いとしてぐっと我慢したのだ。皇帝は、帝国の内外に手一杯で、本当に忙しいのだ。

『こういうのは、だいたい、コツがあるのですよ』

 私は、二年の間に、ナーシャの知識を取り入れてきた。皇族の仕事のコツまで叩き込まれた。ナーシャは本当にすごかった。

 帝国の地理を完璧に理解し、過去に遡って見通し、それらを私にわかるように、書いて教えてくれた。そうして、私は子どもながらに、皇族の仕事をこなし、皇族教育もさっさと終わらせてしまったのだ。

 私は、ナーシャの劣化品だろう。完璧なナーシャのようにはなれない。だけど、ナーシャに似たような存在にはなれる。

 ナーシャなら、どうするか? そう考えれば、すぐに答えが見つかる。

「アイシャール、私とラーシャ二人では、心細いこともあります。ですから、両親の親族にお世話になります」

「いいのですか? わたくしがお世話してもいいのですよ」

 そうしたかったのだろう。アイシャールの願いは、どんなことも叶えられる。皇帝は反対しないだろう。それを聞いて、ラーシャはぱっと笑顔になる。

 だけど、私はそれを拒否した。

「特別扱いは、また、ナーシャのようなことを起こす皇族を生み出します。まずは、皇族として、通例に従いましょう」

「お兄様!! アイシャールに所に行きましょう!!!」

「ラーシャ、我儘はいけない。私たちは、皇族だ。皇族として、模範とならなければいけない。あの皇族たちと同じ過ちを犯してはいけないんだ。そして、あの皇族たちは、私たちを見て、きちんと思い出さなければいけない」

 ラーシャは皇族たちを見回す。皇族たちは、ナーシャと瓜二つのラーシャを見て怯える。そう、お前たちはラーシャを見て、ナーシャを思い出すんだ。永遠に、自らが犯した罪から逃れられない。

 アイシャールは、私と皇族たちのやり取りを見て、安心したのか、威嚇をやめてくれた。皇族たちは、一生、ラーシャの下僕だ。それがわかったのだ。

 当のラーシャはわかっていない。皇族たちの反応を不愉快そうに見ているだけだ。誰もかれも、ラーシャにとっては敵だ。

「それでは、どちらの家族にお世話になりますか?」

「もう、決まっています」

 親族の中で、最も、私の両親に似たところがある伯父夫婦のところに行くことにした。伯父夫婦は、子どもが女の子一人だけだ。子ども一人を出産してすぐ、子どもができない体となったという。

 私が指名すると、満面の笑みで喜んだ。きっと、いい、手足が出来たと思っているのだろう。私は表面上だけで笑ってやる。見ていろ、ここからのし上がってやる。





 戦争があと一年、となった頃、面倒臭い話が沸いてきた。結婚だ。

「お兄様、結婚、するのですか?」

 すっかり綺麗に育ったラーシャ。だけど、まだまだ子どもだ。私は成人したが、ラーシャはまだまだ成人するには先の話だ。それでも、皇族教育を立派な成績で、さっさと終了し、皇族の仕事も片手間にこなして、すっかり第二のナーシャ、なんて呼ばれるようになった。

 ラーシャは、最初は泣いてばかりだった。だけど、すぐに考えを改めた。ナーシャを思い出し、ナーシャを真似た。だけど、記憶の中のナーシャだ。どうしても完璧にはならない。だから、優秀さだけでも、と貪欲に知識を取り入れていた。もしかすると、私よりも優秀かもしれないな、なんて見ていた。

 結婚の話がラーシャから出てきて、私は苦笑する。

「戦争に出るのだから、そりゃ、結婚して、先に跡継ぎを作らないといけないからね。それは、皇族の役目だ」

 皇族の血筋を残すことは、皇族として絶対にしないといけない。組み合わせは適当だ。どういう子どもが誕生するかわからない。

 こんな狭い皇族の世界でも、好き嫌いはある。選びたい放題の皇族、相手がどうしても見つからない皇族、が出るものだ。

「さっさと、いい感じの女性と結婚してください。手遅れになりますよ」

「………」

 ラーシャが言いたいことはわかる。私は、選びたい放題の皇族だ。

 ナーシャの兄だから、ということもある。私は優秀だ。口うるさい両親はもういない。ラーシャは、もう兄離れしているので、私の身の回りは問題がないのだ。だが、こういうものは、男から申し込むものだ。女からは言い出せない。だから、皆、待っている。

 だけど、大人しく待っていない女はいる。貪欲に自らを押し付ける女だ。

 部屋がノックされる。途端、ラーシャは顔を歪める。

「イーシャ、聞いてください!!」

 許可もなく入ってくる私の従妹ランテラは、私に抱きついてくる。

「ちょっと、お兄様から離れなさい!!」

「あら、いましたの、ラーシャ」

 ラーシャはランテラを引きはがした。ランテラ、わかっていながら、ラーシャの存在を気にかけない。

「何かあったのか?」

「皆が、わたくしのことを最悪な女だ、というのですよ」

「実際、そうではありませんか!!」

「酷いわ、ラーシャ。わたくし、あんなにあなたのことを可愛がってあげたのに」

「どこが!?」

 ラーシャは憎々しいとばかりにランテラを睨む。

 ラーシャからは色々と聞いている。ランテラは、両親の悪い部分を濃縮したような女だ。我儘で、身勝手で、頭が悪くて、見た目も最悪だ。汚物のような女なのだ。だけど、身の程がわかっていないから、皇族たちから嫌われていた。

 幼いラーシャは、ランテラの玩具にされた。ラーシャはひどい目にあっては、私に泣きついてきた。その度に、ランテラの両親は、「子ども同士のことだから」と笑って言ったのだ。それを数度されて、私はランテラからラーシャを引きはがしたが、それは私の犠牲があってのものだ。

 ランテラは、私という玩具を手に入れて、女王のようにふんぞり返った。その様は醜くて、周りから嫌われているというのに、ナーシャと血筋が同じだと吐き出し、散々、威張り散らして、すっかり、嫁ぎ遅れた。ランテラなんて、誰も相手にしないのだ。

 ランテラは私の腕にしがみついて、上目遣いで見てくる。

「イーシャならわかってくれますよね。わたくしは、最高の女だって」

 上手に返せない。笑顔のまま、無言だ。ものすごい難題だな。ナーシャだったら、どうにか切り抜ける最高の一手をふるってくれそうだけど、私には出来ない!!

 対するラーシャは呆れたように私とランテラを見ている。

「もう、バカバカしい。どこに最高の要素があるというのですか。ランテラ、あなた、今だに皇族教育が終わっていないではないですか」

「そ、それは、女には、教育なんて必要ないとお母様は言っていたわ!!」

「そのあなたの母親だって、皇族教育をどうにか終わらせたのですよね。それ以下って、どういうこと?」

「す、すぐに終わらせてみせます」

「そうよ。それを終わらせてから、やっと、結婚よ。なのに、今から男見繕って、恥ずかしい女。最低限が出来ないで、何が最高の女よ。最低限より下じゃない」

「そこまでにしなさい、ラーシャ」

 ラーシャ、私が困っていると、いい感じに口を挟んでくれる。助かった。

 泣きそうなランテラ。本当のことを言われているので、言い返せない。このままでいくと、皇族になれないのだ。皇族教育の終了って、本当に大事なことなのだ。

 それでも、特例というものは存在する。

「ランテラ、そこまで大変なら、私と結婚でもしますか?」

「お兄様!?」

「本当ですか!!」

 ラーシャは悲鳴をあげ、ランテラは狂喜の声をあげる。

「ほら、このままでいくと、ランテラは皇族になれない。だったら、戦争に行く私と結婚すれば、特例で、皇族教育は免除される。もしかしたら私は戦争で死ぬかもしれない。そんな時のために、ランテラは私の子を産み、育てるんだ」

「そんなの、ランテラでなくていいではないですか!?」

「世話になったしな」

「はあ!?」

 とんでもない声をあげるラーシャ。私のことが、本当に理解出来ない、とばかりに髪を振り乱した。それでも可愛いのだから、容姿ってのは、重要だな。

 対するランテラは、本当に汚物だな。どうにか可愛らしい仕草を真似てはいるが、内面が最悪だから、どうしても気持ち悪い。これでは、誰も相手にしないのは、当然だ。

「嬉しい!! イーシャ、愛しています」

「はいはい」

 だけど、私は絶対に「愛してる」なんて言わない。ランテラのことは、欠片ほども愛していない。ちょうどいいと思っているだけだ。






 ランテラとの婚姻を聞いた筆頭魔法使いアイシャールはわざわざ私の元にやってきた。ラーシャに説得されたな。

 アイシャールは、ナーシャに似たラーシャに弱い。今も、ナーシャの面影に縛られている。だから、ラーシャの願いは快く引き受けてしまうのだ。

「また、とんでもない女と婚姻を結ぶことにしましたね。正気ですか!?」

 アイシャールの本音が垣間見えた。アイシャールでも、ランテラは、相当、ダメな部類に入っているのだろう。

 万人に平等のような、慈愛に満ちた容姿をしているアイシャール。その内面だって、慈愛に満ちている。ナーシャのことがなければ、今の皇族たちにも、慈愛を持って接していただろう。そんなアイシャールでさえ、ランテラは、最悪な女なのだ。

「脅されていますか? お任せください。あの女、秘密裡に消してみせます」

 とんでもないことをいうな、アイシャール!! それでも、綺麗なんだから、質が悪い。

「いいんだ、これで。私は少々、悪目立ちしすぎている。妙なところで、また、敵対勢力に消されるようなことがあっては困る」

 伯父夫婦に引き取られたのも、ランテラを妻に迎えるのも、全て、目くらましだ。

 ラーシャはナーシャのような優秀さを表に出してきた。私はナーシャがいる頃から優秀だ。悪目立ちしすぎた。そこに欠点をつけることで、周りから警戒をなくさせたのだ。

 今も、皇族たちは、私とラーシャに警戒している。皇族の血筋だって、十歳頃に発現することが確認されたのだ。もしかすると、真の皇族を遅れて発現するかもしれない、と私とラーシャを警戒していた。

 誰もわかっていない。ナーシャの優秀さは、神がかりだ。私とラーシャの優秀さは努力だ。まず、土台から違うのだ。だけど、優秀で、ナーシャの過去の栄光だから、比較できない。結果、同列に見てしまうのだ。

 驚いたように見返すアイシャール。

「そのようなことを言われるとは、予想外でした」

「ランテラの両親には頭を下げられたのは確かだけどね」

 ランテラの両親である伯父夫婦は、ランテラの結婚は簡単にいくものと思っていた。

 しかし、現実は厳しい。ランテラは現実が見えていない。伯父夫婦はランテラを甘やかし、私という犠牲者でさらに助長させ、最悪で醜悪な存在に仕立て上げたのだ。

 ここまで、醜悪になったのは、私でも予想外のことだ。人って、ダメな育て方をすると、本当にダメなんだな、なんてランテラを見て、改めて感じ入った。品性って、大事だ。

 結果、親戚筋からもランテラは毛嫌いされた。ついでに、伯父夫婦も毛嫌いされる。ランテラがやらかすので、伯父夫婦も道連れだ。今では、伯父夫婦まで、どこにいっても相手にされないし、避けられるし、蔑まれる始末だ。

「お世話になったというより、あなたがお世話したのですよね」

 そこまで、ラーシャから聞いているか。

「いい隠れ蓑になってくれたからね」

 ランテラの悪評のお陰で、随分、私とラーシャは憐れまれた。

「もう、そんな恐ろしい考え方はやめなさい。戦争が終われば、わたくしがきっと、ナーシャ様を見つけてみせます」

「そう簡単にはいかないだろうね」

「簡単ですよ。皇帝陛下だって、動いてくださいます」

「………」

 狂った笑顔を見せるアイシャール。見ていればわかる。アイシャールは身を張って、皇帝を動かそうとしている。

 アイシャールを手に入れたい男は多い。皇族の男ならば、アイシャールを独り占めしたいだろう。皇帝だって男だ。ナーシャを利用して、どうにか思い通りにしようと企む。

 今は、戦争で足止めしている。その戦争が終われば、皇帝はナーシャ探しのために動かなければならない。皇帝はやるだろう。

 しかし、反対勢力はまだまだ生きている。ナーシャをどうしても排除したい皇族どもは、戦争が終わった途端、動き出すだろう。今回の戦争、皇族の名乗りが少ない。だいたい、戦争なんて誰も好き好んで行かない。運が悪いと死ぬのだ。いくらアイシャールの守護があっても、死ぬ時は死ぬのだ。実際、戦死した記録が残っている。妖精は万能ではない。敵が命をかければ、皇族を殺せるのだ。戦争は、皇族の戦死が起こりやすい。

 皇族どもは、皇帝の戦死を待っている。万が一、戦死しなくても、戻ってきたところを皇位簒奪してやればいいのだ。

 ついでに、私も死んでほしいのだろうな。

 ナーシャの兄は邪魔なのだ。だけど、血筋は欲しい。だから、結婚の打診は年頃の女の親のほうから来ている。だから、ランテラを使って、最高のぶち壊し方をしてやった。

 私が黙り込んでいるから、アイシャールは訝しんでいた。

「どうかしましたか?」

「アイシャール、あまり無理はしないでください。私は、出来ることをするだけです」

「もう、あなたは昔から、優しい子ね」

「そうではないですよ」

 アイシャールの目は曇っている。いや、ずっと私を無害な子どもと見ていたいのだろう。

 私の初恋は続いている。アイシャールは初恋だ。初恋は永遠に叶わないという。だけど、それでいい。こんな綺麗な女を手に入れたら、計画が狂ってしまう。

 辺境の最果てのどこかに生きているかもしれないナーシャ。絶対に見つけ出してやる。待っていろ。

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