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エルフって鬼ですか?

 日刊ランキング二位ありがとうございます!

 幸せです。

 学園に通いはじめて、私の成績は中の中。

 勿論全問解るが半分はケアレスミスをしているように間違って解答を書いている。

 ルッカ先生には睨まれるが知るか!

 

「小鳥ちゃん、ここの問題なんだけど」

「これは、こっちの魔方陣のここの文字をここに入れるの」

「………小鳥ちゃんもここ間違ってたよね?」

「………ここをちょっと書き間違えちゃって………アハハ」


 エンジェリナちゃんにまでジト目をされた。

 

「本当だよ」

「ふーん」


 エンジェリナちゃんと仲良くなって、クラスの貴族の人達から目をつけられている。

 勿論無視だが。

 良いの!成績の悪い私を構ってくれるエンジェリナちゃんという天使に見えてれば。

 

「小鳥ちゃん、お昼にしよっか?」

「するする!」


 私がカバンからお弁当を取り出すとエンジェリナちゃんが困った顔をしていた。


「エンジェリナちゃんどうしたの?」

「お弁当忘れちゃって」

「学食行く?」

「そうしよっかな」


 学食に向かおうとしたその時、ドアの前で人にぶつかってしまった。

 謝ろうとして私はフリーズしてしまった。

 だって、キラキラの金髪長身のイケメンエルフが立っていたからだ。


「久しぶりだね小鳥」

「えーと………」

「僕のこと忘れちゃったかな?思い出せるようにちゃんと見て」


 何故か顔を近付けて来るものだからアーク様の顔面を手で押さえた。


「………小鳥?」

「近い」


 私が視線をそらすと、お腹を押さえて笑うエンジェリナちゃんと殺意満点の顔でこちらを睨み付ける貴族令嬢達。

 ヤバイ!これはヤバイやつだ!

 いじめられたらどうしてくれるんだ?


「何しに来たんですかアークライト様?」

「エンジェの忘れ物を届けにね」

「なら早くエンジェリナちゃんにお弁当を渡して帰って下さい」

「お弁当?」


 お弁当届けに来たんじゃ無いのか!

 

「嘘だよ」

「アークライト様、性格悪くなりました?」

「小鳥が僕に会いに来てくれないから性格変わっちゃったかな?」


 なら、二度と会わないって選択肢を選びたい。


「アーク兄様、小鳥ちゃんをいじめないで!」

「いじめてないよ!エンジェ、いじめてるのは会いに来てくれない小鳥の方」

「わ、私?私悪くないもん!」

「マクロス様も会いたがってるよ」

「ごめん被る!」


 アーク様はクスクス笑った。

 なんて絵になる人なんだ。

 

「マクロス様にも会ってあげてよ」

「いや、会う機会ないし」

「小鳥なら無くても会えるでしょ?」

「会えないですよ」

「いやいや」

「だって、城に行かないし」

「………いずれは、城勤めでしょ?」


 私の言葉は間違っていない。


「いずれは、平凡な就職をして平凡な人と結婚します!」

「………本気?」

「本気です」


 その時、すすすっと寄ってきたエンジェリナちゃんが私のテストをあろうことかアーク様に渡してしまった。


「………小鳥」

「な、何も言わないで!」

「言わないわけ無いよね?何コレ?」

「………私のテスト」

「………本気でこんなことしてるの?」


 ああ、アーク様が怒ってらっしゃる。

 怖い。

 イケメンのマジ切れ怖い。


「小鳥、真面目にやらないなら小鳥は僕の婚約者だって言いふらすよ?」

「な、なんて凶悪な!真面目にやるから勘弁してください~」

「じゃあ、約束!次のテストで手ぬいたら言いふらすからね」


 お、鬼がいる。

 私の人生設計を打ち破ろうとする鬼がいます!

 滅茶苦茶美しいのに私には鬼にしか見えない。


「鬼だ」


 思わず呟いた言葉にアーク様はニッコリ笑顔で言った。


「鬼は小鳥でしょ?」


 ま、まあ、狩人の人達からはそう呼ばれているけど………

 って何で知ってるの?


「何で知って…」

「僕は次期宰相を狙う者ですからね」

「怖!」


 何故かエンジェリナちゃんに肩を掴まれ、首を横にふられた。

 何?


「怖いんじゃなくて、格好良いんです!」


 ああ、エンジェリナちゃんがブラコンだ!

 ブラコンってことは、私を助けてくれる天使ではないって事だ。

 私はまた一つ凡人に遠ざかってしまったことにため息をついたのだった。

なんか、やっぱり思ってたのと違う?

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