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相談したのに問題が増えた

なんか、すみません。

 マクスさんにあんなことをされて私はどうしたら良いのか?

 ってか、マクスさんに愛の告白をされてしまった。

 愛。

 マクスさんは嫌いじゃない。

 けど、次会ったらまともに顔を見れるか自信がない。

 赤面してしまう絶対。

 そんなことをボーっと考えていると、目の前に鬼エルフのアップがあって、思わず顔面を殴ってしまった。


「フギャーーー~~~~」


 ええ、可愛くない悲鳴付きで殴りましたとも。

 エルフの美しい顔を殴るなんて何事か?って今なら思えるが、鬼エルフとの距離が離れたことに安堵の息が漏れた。


「………何するんですか?」


 鬼エルフから殺気が駄々もれで思わず震え上がった。


「ご、ごめんなさい!考え事してたら顔が近くてびびっちゃいました!」

「………悩みごとですか?珍しい」


 ああ、鬼エルフの鼻が赤い。

 鼻血出なくて良かった。


「僕で良ければ聞きますよ?」


 キスしちゃった事は秘密だって言われたけど、愛の告白をされてしまった事は言っても良いのか?


「………誰にも言いませんか?」

「言うわけないでしょ?」


 鬼エルフは苦笑いを浮かべて紅茶を淹れてくれる準備を始めた。

 私は暫く考えてから言った。


「………ある人から、愛の告白をされまして」


 鬼エルフの淹れてくれた紅茶はガシャンと音をたててカップが床に落ちて割れた。


「だ、大丈夫ですか?」

「………で、愛の告白を受けるんですか?」

「いや、床を先に掃除しましょうよ!」

「そんなことより、受けるんですか?」


 私は鬼エルフの迫力に負けた。


「解らないよ。だから悩んでるんじゃん」

「解らない?」

「その人の事は元々大好きだけど、愛か?って言われたら考えたこともなくて………恋人になったら、普通の友達なんかと違って………あの、その、き………す、スキンシップが多くなるんでしょ?私、そんなことするのも一瞬も考えたことなくて………悩んでる」


 鬼エルフは眉間に険しいシワをよせて腕をくんだ。


「………スキンシップ……ですか………」


 鬼エルフは私を見つめて言った。


「因みに具体的に言うと?」


 何で具体的に聞いた!

 言えないよ!

 恥ずかしいよ!

 思い出しちゃうじゃん!

 顔、熱くなってきた。


「い、言わなきゃ駄目?」


 お願いの意味で頼むように見上げたら目をそらされた。

 言いたくないのに言わなきゃ駄目なの?


「……き、キスとか」


 ポツリと言った言葉に鬼エルフが私を見たのが解るが、私はすでに下を向いているから鬼エルフが見ているのは私のつむじだろう。

 大きなため息のあと、鬼エルフが言った。


「どんな男なんですか?」

「え、え~と」


 いや、待てよ?

 説明したらマクスさんだってバレちゃう。


「い、言えない」

「………小鳥は魅力的な女性です。だから、色々な男から告白されても不思議ではない」


 何言ってんだこの人?


「この前の小鳥の背中に張り付いていた彼も小鳥に愛を囁いていたでしょ?」


 あ、あれ?

 

「あれは、からかってるだけで」

「違いますよ。ダーリンだなんてワザワザ僕に牽制してきてたでしょ?」

「アーク様に牽制?」


 何故そんな訳の解らないことを?


「お互いに要注意人物は解るんですよ」

「ご、ごめんなさい。意味が解らないよ」


 鬼エルフは解りやすく苦笑いを浮かべた。

 何だ、その顔?

 私が首をかしげると鬼エルフは私の頭を撫でながら言った。


「何時になったら君は僕の気持ちに気づいてくれるんですか?」

「アーク様の気持ち?」


 嫌な予感がした。

 アーク様の目は何だかあの時のマクスさんの目に似ていて私は怖いと思った。


「小鳥、僕も君を愛していますよ」


 私はゆっくり後ずさりアーク様の手から逃れると叫んだ。


「時間を下さい~~~~」


 そう叫びながら、私はその場を走って逃げた。

 頭はもう何も考えたくないとのばかりに走ることに集中させた。






 気がつけば家までダッシュしてきていた。

 自分の部屋に駆け込むと私はベッドに倒れこんだ。

 もう、何もしたくない。

 考えるのも嫌だ。

 けど、考えなくちゃ。

 マクスさんは何時までも待ってくれるって言ってたけど早く返事をするにこしたことはない。

 アーク様だって………

 どうしたら良いんだ!

 アーク様にいたってはお兄ちゃん、またはお母さんだと思ってた。

 綺麗な顔してるからお母さんでも違和感ないんだよ!

 不思議だけど。

 アーク様はマクスさんと戦ったら負けるよね?

 マクスさんは私がアーク様を選んだら何をしてくるだろうか?

 想像してみたら物凄く悲しそうにシュンとするマクスさんの想像が出来る。

 やばい、可愛いかもしれない。

 いやいや、あの人頭の中にインキュバス飼ってるから。

 獣の本能でエロい事してくる人だから!

 アーク様とお付き合いしたら………やばい、普通にお世話されてるところしか思い浮かばない。

 アーク様と、あの、その、き、キスとか………そ、想像が出来ない。

 あの、綺麗な顔が近づいて………想像の中でも殴ってしまった。

 アーク様はきっと、私の嫌がる事はしない。

 けど、私の頭はお子様だから強引にでも引っ張っていってくれないと大人にはなれない。

 アーク様は私にキスしたいのかな?

 想像が出来ない。

 でも、さっきの目は怖かった。

 知らない人みたいで怖かった。

 マクスさんの時はびっくりした。

 ………今思えばマクスさんの挙動不審な小動物チックな動きは私が好きだからテンパっていたのだと思えばつじつまがあう。

 おにぎりの小動物食べは別だろうけど。

 あんなに可愛いのに頭の中にインキュバスが居るのか~。

 私は頭を抱えてウトウトとして眠ってしまった。

 その後、高熱を出して寝込むだなんてこと想像も出来ずに私は布団もかけずに泥のように眠ってしまったのだった。

恋愛話にしたくてやった展開に不快感を抱いてしまった方々本当にすみません。

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