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狂室  作者: みづ きづみ
ハジマリノ編
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朝礼

よくある学園パニックものです。

二○○五年 十月二十三日 午後五時半


 モニターには、6人の学生。

1週間後の文化祭に向けて作品を間に合わせる為に、放課後も居残り、作業をしていた。

「ふむ。あと30分で6時か」

男が、モニターを眺めながら言った。

6時はこの学校の下校時間だ。

6時になると一斉下校することが義務付けられている。

「さあ、ゲームの始まりだ」


◇◇◇◇◇


二○○五年 十月二十四日 午前七時


 見上げた空には、雲ひとつない青空が広がっている。

学校には、部活をやっていない生徒が登校してきていた。

 ここは、浅川市立浅川高等学校。

日本有数の名門校の中でも、特に頭が良い生徒が集まる学校だ。

この学校に入学すれば、東大は間違いないと言われる程だ。

そんな名門校から出てくる一人の生徒がいた。

朝の7時だというのに。

その少年は制服を大量の血で真っ赤に染め、顔にも血が付着していた。

眼はまるで、辺りにいる者をにらみ殺すかの様だ。


体が熱い。足が重い。誰か、助けてくれ。……いや、駄目だ…優奈に誓ったじゃないか、必ずこのゲームを終わらせるって。やろう。やり遂げよう。殺ろう、あいつを。許さない。


 翔は登校してくる人間がこちらをいぶかしげに見てくるのを無視し、歩き続けた。

こうなったのは、いまから13時間前のあの時からだった。あの…悲劇の、終わりの始まりと言えるのは、あの時からだった。


◇◇◇◇◇

13時間前


とりあえず、プロローグです。

1作品目がまだ完結していないのでゆっくりになると思います。

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