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あなたの初めてを私に全部ください  作者: koruta5


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2/7

*2




 隣のコートでバドミントン……

 ギターとバドミントン……

 全然結びつかない

 しかも久しぶりに見るからか、髪型も更に短髪になっている

 相変わらず笑った顔には八重歯があって

 この前は見えなかったえくぼまで見えた


「あおい!危ない!!」

 るみがシュートを打ったボールが

 私の顔の近くに飛んでくる

「っ!!危なかったー!!」

「ごめん!!向こうに知り合いでもいた?ずっと見てたけど」

「知り合いというか、この前学祭でバンド演奏してた人に似てるなって」

「へ〜、バンド演奏!!

 毎週水曜日は隣でバドミントンあってるもんね〜」

 ……そうなんだ、、


 

 練習が終わり、モップ掛けをする

 その他諸々の片付けを済ませて帰る準陽をする

 モップがけが終わり直す時に

 アキくんがいたので話しかけてみた

「もしかしてこの前学祭でバンド演奏してました?」

「えっ!!俺っすか?!

 演奏してました!笑」

「見てました、もしかしたらって思って話しかけちゃいました」

「え、まじで嬉しいっす!!ありがとうございます!!」

 ニカっと笑われて八重歯が、えくぼが、眩しいっっ


「あの、最後の曲よかったです

 感動しちゃいました」

「えー!!恥ずかしい!!

 でも、まじで嬉しいっす!!!!

 モップ片付けます!!」


 直そうと思っていたモップを片付けてくれた

 

「ギターも弾いて、バドミントンもしてるんですね」

「俺、多趣味なんすよ〜笑

 なんでもできちゃって忙しいっす!ははっ!笑」

 笑顔が、可愛すぎる……

 ポーッと見惚れてしまって反応が遅れてしまう


「あれ、しらけてる?はは……」

「っ!すみません、ぼーっとしてました!笑」

「すみません、話し込んじゃって、じゃあまた!

 お疲れっした!!」

 ペコっと頭を下げてアキくんが倉庫から出ていってしまう


 あ……行っちゃった……

 今日は口にピアスなかったな……


「あおいー!アイス食べて帰ろー!」

「うん!」

 体育館を出て、近くのコンビニでアイスを食べるのが恒例化しつつある、

 お父さんにコンビニに寄ってもらって外でアイスを食べて帰る



 それから毎週水曜日、私は決まって社会人バスケに行くようになり

 隙あればアキくんに話しかけて

 それを楽しみにしてしまっている自分がいた


 

「あおいさん、あそこの学生さんなんすね!」

「そうだよー、アキくんはどこ??」

「あー、俺まだ高3っす!!」

 え?嘘でしょ?年下!?

「俺、野球部入ってたんですけど、怪我で辞めて

 軽音部に入ってギター初めて、

 人脈広がって今のバンドに入ったって感じっす!」

 

「え、年下だったんだ、びっくり…」

「結構可愛がってもらってて、でも学祭とかでしか活動することないんで、今はあんま集まったりとかないっすね」

「そうなんだ……、それで今はバドミントン?笑」


「そうっす!友達に誘われて!!

 俺男子校なんすよー、だから先輩と話してると

 友達からズリぃってめっちゃ言われます笑笑」


「ふふ、そうなんだ笑」


「LINEしてる?交換しない?」

「え!いいんすか!?っしゃー!!」

「いいよ〜」


 

「え、アキくんって“あきと”なんだね」

「うわ!めちゃくちゃドキッとしちゃった!笑

 呼び捨てされたって思っちゃって!笑」


 え、恥ずかしいんだけど……笑


「ごめん、びっくりさせちゃったかな」

「はい!オカンから怒られる時しか呼ばれないんで!!笑」

 そういうことね……笑


「じゃあまたね」

 やった、LINE GET!!

 もはや、恋してる

 私恋する乙女みたい……


 


「それは恋する乙女だね」

 さやかからキッパリ言われる

「てゆうか?まさかの学校の外で出会うなんて

 運命じゃないの?」

「そうかな、もう、めちゃくちゃ水曜日が楽しいの」

「恋してますね、

 そしてしっかり片想いを楽しんじゃってるね笑」

「アキくんが笑った顔が好きみたい……」

「あーら、顔赤くさせちゃって!

 そんなあおい初めて見たよ!」

「私、こんな駆け引きみたいなこと自分からしたことないの

 だからどうしたらいいのかわからない」

「それはあおい次第じゃない?

 付き合いたい?独り占めしたい?仲良くなりたい?」

「……仲良くはなりたい、かな」

「じゃあデートでも誘ってみたら?」

「…………うぅ、なんて言っていいの」

「映画見よー水族館行こー公園いこーとか

 色々あるんじゃない?」

「そんなストレートに誘えない」

「アキくん情報が足りないな……」

「多趣味って言ってたけど」

「多趣味じゃわからん……」

「LINEせっかく知ってるんだし、聞いてみなよ」

「えええ、LINEしたことない……」

「いいから!開いてみて!」

 LINEのアキくんの画面を開くと

 最初のよろしくお願いしますで終わっている

 


「ギターとバドミントンの他に何やってるのか聞いてみて」

 【ギターとバドミントンの他に何をしてるの?】


「……これでいい?えいっ!」

 送信してしまった……

 いきなり話題振ってておかしくない??!

 送った後にオロオロしてしまう私


 既読がついて

 【映画鑑賞とサーフィンとキャンプです!

  金魚すくいも得意っす!!】


「えー、なになに?金魚すくい!ぶふ!!笑」

「……可愛いじゃん、金魚すくい」

「サーフィンも?すごいね、アキくん」

「映画鑑賞だって…映画誘ってみようかな」

「おー!いけいけごーごーじゃん!」

「なにそれ笑」

 【おすすめの映画とかありますか?

  よかったら一緒に見に行かない?】

 【え!まじっすか!!デートっすか!!】

 恥ずかしくてデートはスルーしてしまう

 【日曜日でいい?】

 【日曜日はバイトです】

 【その次の土日は?】

 【どっちもバイトです

  水曜日のバドミントンの時間ならいけます】

 

 【わかった、20時に映画館の前で】


 デートに漕ぎ着けちゃった……!


「さやかーありがとう」

「よかったじゃん!楽しみだね!!」


 家に帰って嬉しくて鼻歌うたっちゃう

「私、皿洗いするよ!」

 お片付けも手伝っちゃうし、

 お風呂も歌いながら入る


「あおい、良いことあったの?」

「あ、お父さん私今週のバスケお休みする」

「おっけー、なんかあるの?」

「友達と映画ー」

「ふーん」


 早く水曜日になってほしい……!




 

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