第四話 イレギュラー
はーい、とても期間が空きました、すいません
年末に向けての仕事が忙しく、忘年会シーズンに入り、あっちこっち行っておりました
書く気力があるうちにどんどん書いていくので、投稿頻度は遅いですががんばります、応援よろしくお願いします
12/21 内村さんをAにしました!
「「ギャギャア!」」
「やめて!来ないで!誰か助けて!」
ホブゴブリンとゴブリンの群れに追われて女の子が森の奥で走って逃げていた。ゴブリン達との距離は次第に近づきついに追いついてしまう。
「ギャギャ!」
「来ないでぇ!いやぁぁー!」
追いついた先頭の大きいホブゴブリンが手に持っていた斧を女の子に振りかざそうと腕をあげた、もう駄目だと諦める少女だが目の前にいきなり人が現れる。
「…え?」
「危なかった、ギリギリ間に合った」
「レン!お前早すぎんだろ!そしてお前は吹っ飛べ!〈正拳突き〉!」
煉は女の子とホブゴブリンが視界に入るやいなや〈加速〉を使いホブゴブリンを一閃、それだけでホブゴブリンが掲げていた腕が切り落とされる、急に現れた煉に困惑し、腕を切り落とされ硬直していたホブゴブリンに拓也がホブゴブリンの腹を殴り後方のゴブリン達目掛けて吹っ飛ばす。ゴブリン数匹が巻き込まれて倒れていた。
「だれ?」
「大丈夫?怪我はしてない?立てる?」
「え?」
「大丈夫なら早く入口に向かって走って!逃げて信号弾を上げて!」
「わ、分かりました!」
女の子は慌てながら返事をした後、俺が指さした方角に向かって走って逃げて行った。
「「ギャギャ!」」
数匹のゴブリンがそれを追おうと走り出したがその前に立ち塞がる拓也、そうした事でこの場に先程吹っ飛ばしたホブゴブリンの他にホブゴブリン3体にゴブリン20体が存在していた。
「タクヤ、この数行けるな?」
「あたりめーよ、それよりどうだった三層目のモンスターは?」
「あいつ、ほんとは切り殺すはずだったけど、咄嗟に反応されて腕しか落とせなかった」
先ほど吹っ飛んで行った方を見ると煙の奥で傷だらけになりながらもまだあの大きいホブゴブリンは生きていた
「3層目からはモンスターのレベルが1段階上るとは聞いてたけど、それでもレベル15なら余裕だと思ってたんだけどな」
「ちなみに推奨レベル10って言われてるけど、それパーティーメンバー3人以上組んでる時だからな?ソロだともっと上がるぞ?」
え?そうなの?と頭に?を浮かべる煉に拓也は呆れる
「当たり前だろ、誰も命懸けのダンジョンに弱い内ソロで潜る事なんて考えてねーよ、そんなダンジョンアタックする奴はバカだよバカ」
「それ俺に言ってる?」
「当たり前だろ、バカドルジャンキー」
「はーい、カッチーン。それじゃ今から何匹倒したか勝負始めます、負けたら試験終わった後に駅前の女の子に人気のクレープ一人で並んで買ってもらいます!」
そう言うと煉は〈加速〉を使用して近くにいたゴブリン一体の首を断ち切る。
「あ!てめぇ!卑怯だ!そのスキルはズルいぞ!」
「悔しかったらお前も取ってみろ」
「はぁ!!?お前!そんな簡単に取れたら苦労しねぇよ!〈インファイト〉!」
「ソロで潜ると取れるかもな!〈急所突き〉!」
〈インファイト〉を使用した拓也がゴブリン一体に近づいて顔をぶん殴る、このスキルは30秒間近距離攻撃の攻撃力を10%上げるスキルらしく殴られたゴブリンはそのまま顔が潰れて息絶えていた。
煉も負けじと追加で一体のゴブリンを倒し、2人はその後も言い合いをしながらゴブリン達を倒して行く。
「やっぱり後ろに守るやつがいないとやりやすいな、あいつらには悪いがやっぱりお前と組んだ方が俺は俺らしく戦えそうだ」
「俺も守ってよ、たくやくーん!はぁ!〈急所突き〉!」
「言葉と行動が伴ってないぞ」
呆れている拓也の横でゴブリンを一体切り倒す。
「ッ!?」
「どうした!?」
煉は急に背後から感じた誰かから見られいる感覚に襲われる
「煉どうした!」
「いや、ごめんわからない、背後から視線を感じたんだけど今は何も感じない」
「なんだそれ、俺は何も感じなかったぞ」
「俺も一瞬過ぎてわからないんだ、けど誰かに見られていた事は確かだと思うんだけど」
そう二人が話して隙に最初に倒し損ねた大きなホブゴブリンが聞いた事もない奇声をあげる
「「!?なんだ!」」
2人が警戒していると周囲の森からゴブリンとホブゴブリンが数えきれないほど押し寄せて来た。
「!?!?まさかあいつ、周囲のゴブリン達を呼んだのか!」
「聞いた事ないぞ!ゴブリンにそんな習性なんて!」
そう驚く2人に容赦なくモンスターは押し寄せる、そこから2人はしばらくの間終わらない戦闘を余儀なくされた
〜戦闘開始から35分後〜
(何が起きてるんだ!今はステータス差で何とか頑張れてるがタクヤの方がもう厳しそうだ、また呼ばれたら厄介だぞ!近くのB級冒険者はまだなのか!)
もう何体のモンスターを倒したかわからない、あの大きなホブゴブリンにモンスターを呼ばれる事3回
これには煉達も驚きを隠せずにいた、1度ならず2度3度と呼ばれてはさすがの煉も音を上げたくなってくる。
煉は何とか今までソロで潜り、1人でレベル15に持ってきただけあってまだあまり被弾せず戦って来れてはいるが、拓也の方は傷だらけになっていて限界が近づいており、いつ倒れてもおかしくはない。
そして周囲にいるはずなのB級冒険者が一向に助けに来てくれない事に焦る煉達をあざ笑うかのようにゴブリンの群れの奥で先ほど仲間を呼んだ大きなホブゴブリンが見ていた。
「あの野郎!高みの見物か!明らかに知性を感じるぞ!?」
「タクヤ!これ以上また呼ばれると厄介だ!先にあいつを倒す!」
「賛成だ!あの野郎の鼻をあかしてやれ!」
「了解だ、任せろ!」
(レベル15になって少し自惚れてた、この階層は余裕だと思ってた)
煉は力強く刀を握りしめる、この群れに会うまでレベル15の自分はこの階層は余裕だと思っていた、{ゴブリンスレイヤー}の称号もあり行けると思っていた、だが実際は不意打ちで倒せず、一撃で沈まず、中にはゴブリンと連携を取って攻めてくるホブゴブリンなど油断できない敵であった。
「こんなんじゃダメだ、もっと強くならないと!」
そんな思いを胸に、奥に向かって走り出すが煉に向かってゴブリンは容赦なく襲ってくる
「「ギャギャギャァ!」」
「てめぇら、邪魔だぶっ飛べ!」
煉を襲おうとしていたゴブリン達に向かって拓也がすかさず間に入り殴り飛ばす
「ありがとう親友」
「あいよ親友」
煉をここだと言わんばかりに〈加速〉を使いもう一段階スピードをあげる、それでもあのホブゴブリンの前にはまだホブゴブリン2体が壁となって煉の前に立ち塞がる
「そこをどけぇ!〈一刀両断〉!」
「ギャッ!」
「ギャァ!」
「お前にも食らわせてやるよ、〈加速〉〈一刀両断〉」
ホブゴブリンが斧を上から振り下ろすと煉はギリギリで回避しスキルを放つ、横からもう一体のホブゴブリンが斧で攻撃してきたがその前に煉は 〈加速〉で急接近し〈一刀両断〉で首から上を切り落とす。その光景を見ていた大きいホブゴブリンがまたも仲間を呼ぶために雄叫びを上げようとしている所に煉は〈加速〉を使いギリギリで間に合う。
「ギャァッッ……!」
「もうこれで声は出せねえだろ」
ホブゴブリンの喉元を切ることで声を出すことができなくなったホブゴブリンは森の奥に逃げようとするがそれを許す煉と拓也ではない。
「俺にもそいつ殴らせろ!はぁ!〈正拳突き〉!」
「これで最後だ、〈一刀両断〉!」
ホブゴブリンに追いついた拓也が吹き飛ばした所を煉が追い打ちでスキルを放つ、そうしてようやくホブゴブリンは動かなくなった。
「ふぅ、やっと厄介なやつを倒せたなレン」
「あぁ後は残りの残党だな、MPがもうすっからかんだけど行けるか?」
「俺もMPはもう無いがいけるだろ、こいつらと戦闘しすぎて戦い方にだんだんと慣れてきたし、今の方が調子がいいくらいだぜ」
「そうだな、俺も今の方が調子がいいわ、まだまだ強くなれるな俺達」
「じゃ~やりますか!」
「その必要はありません」
煉と拓也がまだやれると意気込み、まだ50体近くいた群れに向かって走り出そうとしていると森から集団で人が飛び出てきた。
「共振撃!」
「土属性付与、フルチャージロックショット!」
「フレアバースト」
いきなり森から出てきたと思ったら目の前でが眩しく光、目を瞑ってしまう。次の瞬間に爆発音と強風にあおられ、吹き飛びそうになる所を耐えること数十秒、目を開けると先ほどまで目の前に広がっていたゴブリンの群れが消し飛んでいた。
目の前の急な出来事で驚いていると近くまで来ていた集団に気付きよく見てみると先頭にいたのはA級の内村さんだった。
レベルアップしました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「二人とも大丈夫ですか?よく二人でここまで頑張りましたね」
「がははは!まだ三層に入ったばっかりの低レベルでこんな戦果なかなか挙げられんぞ」
「だから言ったっしょ内村さん、ここは後回しで他の所から回った方がいいって」
「二人とも、ぐっじょぶ」
内村さんと一緒に現れたのはB級のメンバーだと思われる人達と、魔法か何かで宙に浮いている女の子達、そしてこの戦闘が始まる前に助けた女の子だった
「内村さん?どうしてここに?」
「それはですね、後ろにいる女性に助けを求められここに来ました」
「すいませんっ!ゴブリン達から助けてくれてありがとうございました!お礼も言わず、二人を置いて逃げることしかできず、ほんとにごめんなさい!」
「いやいや、逃げろと言ったのは俺達だから君が気にすることじゃないよ、助けも呼んでくれたし、大丈夫だから」
泣きながら感謝を必死に伝えてくる女の子を宥め、それ以上は大丈夫と伝えている
「それじゃ、一旦三層入り口に戻ろうか、君達も今の戦闘でレベルアップしているだろうし大丈夫かな?」
そう言われて確かに力が上がっていることに気が付く、吹っ飛ばされた場所以外を見るとあちらこちらにゴブリンとホブゴブリンの死体が転がっていた。
「吹き飛ばす前にもたくさんのモンスターの死体があったからね、二百は超えているんじゃないかな?」
それはレベルアップするはずだ、二層と三層のモンスターのレベルは一段階違う、それに伴ってもらえる経験値も変わってくる。
「最初に見た時より、大幅にステータスが変わっていそうな君達ならもうこの階層は大丈夫だと思うが、慢心しないように気を付けてね、それじゃ行こうか」
そう言って内村さん達は三層入り口に向かって移動を開始する、聞きたい事はたくさんあるが今は助かった事と目も前に広がるレベルの差を見せつけられた光景を少し眺め俺達も後を追うように移動を開始した。
他のシーンも難しいけど1番戦闘シーン書くのがほんとに難しい




