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デスアンドゲーム

『94話　年代地層（ねんだいちそう）』

　ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMO。

それは年代地層（ねんだいちそう）がある。

誰よりも民の幸せを願った王の時代が化石（かせき）だ。

　そんな年代が発見されては、そうだったね、で終わる。

化石（かせき）は考古学（こうこがく　説明　化石など調査学問）というよりは。

王学問（おうがくもん）だったはずの地層（ちそう）だった。

だけれども。

そんな王の大理想は王がいなくなれば民に残らない。

民のほうこそ生き残れるか、と生存競争だからだ。

　　【色あせて風化（ふうか　説明　しぜんしょうめつ）していくのは。】

【王のよく治めた治世（ちせい　説明　安全な世の中）だけではなく年代地層（ねんだいちそう）である。】

　年代地層（ねんだいちそう）が考古学（こうこがく）という人々らも確かにダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの中にいる。

それら大理想は時代が時代で生き残れないための説明として年代地層（ねんだいちそう）考古学（こうこがく）だった。

　ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOは。

誰よりも民の幸せを願って望んだ王の結末を知っている。

　なぜなら。

根絶やし（ねだやし）による王の怒り（いかり）が、

あまりにも、りふじんだからだ。

【苦しいのは民なのか、苦しいのは幸せな民をもった王なのか、そんなこともわからない偉さがもっとも、りふじんである。】

　ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMO。

よくよく考えれば。

ゲームプレイヤー（プレイヤーキャラクター）はどうしても許されたいとは考えない。

　　【それらがその結末（けつまつ）なら結果論からして。】

【それらの正体は生きているがための病気なら命は命で自然淘汰（しぜんとうた　説明　文明ごと食物連鎖）だからだ。】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～続く～