デスアンドゲーム
『10話 いくさびとギルド』
この時期に多いらしい。
ログアウトができるという情報である。
この時期というのは全面戦争だ。常識で戦人ならば戦う。
ログアウトの意味はいくさびとになればわかるらしい。
どこ、と。どこが全面戦争へと走ろうが戦人は必ずいる。
いくさびとの誇りとは情報屋ギルドにとってお金になる情報である。
情報屋の稼ぎ時なのだろう。
戦人の行き先に彼方あり。
そのようなテキトー(その場で作った作成情報)でもお金になる。
いくさびとは一騎打ちで涙を流す。
一合(一撃ではない打ち合いの単位)がモンスターと。人間として成立できるのは戦人とよばれている。
人間と人間の争いに戦人もいる。
戦人ギルドは戦争屋ギルドではなかった。
戦人ギルドは雇われ傭兵ギルドでもなかった。
ここまで知って僕は情報屋ギルド 総長 ベルカーナジャに弟子入りしようと考えこむ。
あっさり断れるのが答えだ。
答えは答えだ。
でも。総長 ベルカーナジャがいくさびとなのだろうか。
どうして。逃げ続ければいいと伝えるのか。
僕は不幸を知らずに幸せも知らず、
生きている戦人としか総長 ベルカーナジャのことを判断してしまったのか。
総長 ベルカーナジャは精鋭団員らを使わないと、
勝手に誤認した僕は不用意に戦人 ベルカーナジャではない総長 ベルカーナジャにちかづいてしまった。
「ロードスが愚か者!生き残った戦人は精鋭団員まで総長 ベルカーナジャに鍛えなおされる!」
僕はあとあとでおみまいにきてくれたからわかったが。
情報屋ギルドの精鋭団員らの一人のストーレに。
しばらく立ち上がれないほどに僕は切られたらしい。
生き残っていてよかったとストーレは総長 ベルカーナジャの日記に注意書きと、
警戒の注意書きが書かれていた。
ストーレは最後の警告ならよく読み音読して聞けとも書いていた。
【男の子の優先権を持つ男の子は!もう優先権を持つ男の子で!生存率が高いファンタジーが女性だろう!】
情報屋ギルド ベルカーナジャの精鋭団員 ストーレは明らかな男であった。
~続く~