ダンジョンアンドドラゴン～最終章～

デスアンドゲーム

『74話　生体GPU（ジーピーユー）』

　　【かつての世界大戦亡霊国】と名乗っている同盟国が情報屋ギルド　ベルカーナジャに訪ねてきた。

同盟国の目的は【世界の王が率いた王座】。

ようは王位継承権破棄（おういけいしょうけんはき）である。

　つまりは。

僕が【かつての世界大戦亡霊国】の王になるのではないのかと話を聞きにきたらしい。

　その場で僕はロードスだから。

情報屋ギルド　ベルカーナジャのロ―ドスと名乗った。

【王位継承権破棄（おういけいしょうけんはき）には同意（どうい）した。】

　　そして。

【かつての世界大戦亡霊国】の王位継承権破棄（おういけいしょうけんはき）の、

礼儀作法儀式（れいぎさほうぎしき）を受けることになった。

　僕は【選定の泉】という前からあったような泉にきていた。

生体GPU（ジーピーユー）という水らしきものにお風呂（おふろ）みたいにつかればいいらしい。

貴族としても【かつての世界大戦亡霊国】の大支持をしているなどもわかるから、やってみた。

　　なぜか。

水が凍ったらしい。

【選定の泉】そのものは、よくみかける農業用ため池をかりてやっていたのはわかっていた。

【かつての世界大戦亡霊国】は同盟国であるからして。

どうせ王位継承権破棄（おういけいしょうけんはき）狙い（ねらい）だった。

そうしてまでも。

王は目指さない前提条件である。

【あとから団員らに聞いた。】

【総長　ベルカーナジャは生体GPU（ジーピーユー）というのを知っていた。】

【生体CPUからして生体GPU（ジーピーユー）は『目的を演算処理加速』させるらしい。】

【そうだからこそ。】

【総長　ベルカーナジャはこの時のために僕を説得していた話だった。】

【王の道とは歴史の道の中で大理想をこえた夢を見上げては失望する道。】

【マーキュリーはマーキュリーで。】

【最後にあきらめさせるため、過去として。】

【歴史書の世界の王の言葉で友情をみいだしたらしい。】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～続く～