(最終章2話)賢者の初心~第39章~
『学識に学友は、いたのだろうか。人心に学ぶ、知識認識。 15話 大授業の参観の日』
最高師範所ヴァルキュレの旧校舎の渡り廊下で男の僕は立ち話をする。
長年の友だった者であり、長年の過去を乗り越えた(のりこえた)者に話しかけてる男の僕。
相手は国際連盟バロン・ギルド(むれ)のギルドマスターオルジンとして老いぼれていた。男の僕の29才まで男の子表現方法が、
許されるなど伝える話に苦笑い(にがわらい)をしていたオルジンでもある。
「それで・・ダンジョンアンドドラゴンゲームプレイヤーキャラクターでのリタント・アイリス・トリカブトはどうだ?」
男の僕がその他連合連盟である国際連盟バロン・ギルド(むれ)のギルドマスター オルジンにそのように話しかけて聞く。
「剣での技量や力はあるがリアルネットワーク友達としてのギルドマスターではない。」
男の僕が立ち話の最後にちゃんとお話し合いの気になる話題を聞いてみたが、オルジンからは、
むずかしい返答になってしまった。そうして、そうなのだと、男の僕こそ考えなおしてしまう、聞き方をした。
「かつての男の僕へむけて、リアルネットワーク友達として確執のようなものを感じられたのか?オルジン?」
そのような言葉に答えなど求めていなかったので、その他連合連盟の国際連盟バロン・ギルド(むれ)の、
ギルドマスターオルジンのしゃべっていたことは男の僕は忘れてしまった。だがそれはそれでいい。最高師範所ヴァルキュレの、
大授業の参観(さんかん ゲーム説明ダンジョンアンドドラゴンの最高師範所ヴァルキュレを学校とよぶ)の日の長時間だろう。
~続く~




