(最終章2話)全世界の価値観~第34章~
『新しい人生。どのように生きればよかったのだろう。哲学は教えてくれなかった。 1話 生きる未来におびえる』
「再びログイン、完了、だった。」
僕は過去に『ロードスというゲームプレイヤーネーム』を使っていた。アップグレードダンジョンアンドドラゴンで、
ログインした僕に待っていたのは、まず命の循環だった。そして、男性別のPCの姿。
僕は情報屋ギルド(むれに優先権限をもつ、むれ) ベルカーナジャで育ってきた。未分化性別から、女性別を最終決定性別に、
選び、王家の結婚も、した。何も、かも、が、ない。タイセイフカンゼンからの命の循環であるのは、
わかってきた。再びログイン可能になったアップグレードダンジョンアンドドラゴンオリジナルゲームのゲームログイン。
そこにはバウンティングハンター(賞金首ハンター)がいても、賞金首ハンター青髪=ブルーカラーも、いない。
大ギルド アドレミスターズについて、ゲームプレイヤーキャラクターが集まる(あつまる)、大広場の大掲示板で聞いてみた。
「かつての大ギルドアドレミスターズはロードスという女性別を見つけたいようだ。見つからなければいいのだけれど、な。」
「ベルカーナジャ王家がアップグレードダンジョンアンドドラゴンゲームよりも現実重視財政になった。」
僕は何も伝えられない。ようするにベルカーナジャ王家には、ロードスという子孫家系図こそいない。ゲームキャラクター。
このゲームには伝えられたらオソノヘ・アキハ・ソウヤマ・ベルカ・ギリシャの正当性を持つ正統血統もよろこんでいただろう。
~続く~




