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ダークネス・ダウンロード~第12章~
『生きている存在価値が見つかった哲学 2話 大勇名が過去と違う大勇者思想』
「まだ、続けるぞー。ロードス。」
僕は、大勇者 オルテガさんのケガの治るために、真剣(しんけん=実際のつるぎ)の鍛錬に、
まきこまれている。答えとして大勇者 オルテガさんにケガを負わせたのが僕ではない証明での、
実体剣から真剣まで、おれるぐらい鍛錬だ。
「うーす。男の僕は槍持ちなので・・・武器の槍を使いたい・・。」
大勇者 オルテガさんは、石室(せきしつ=このゲーム用語でいう最大王家)のお城に、もどってからは、
ずっと、ケガについて、しゃべらない。ケガを治すためとはいえ、鍛錬だから鍛錬ばかりだ。
それらの鍛錬に男の僕との剣と剣の鍛錬も、ふくまれているらしい。
「・・・!・・ロードス。武器は武器だからお礼と考えろ!」
確かに僕は人助けしたはずなのだが、ケガの数が、すぐに僕のほうが多くなるだろう。
なぜなら大勇者思想の本人の大勇者オルテガさん、であって、間違いなく強者と、であったからだ。
~続く~




