デスアンドゲーム
『51話 称号』
最近になって。
【王】が情報屋ギルド ベルカーナジャに出入りしている。
僕らの情報屋ギルド ベルカーナジャは国仕えへなるかもしれない。
だが。
現実は違っていた。
【王】は情報屋ギルド ベルカーナジャを立ち去ったが。
大量の金貨袋をおいていった。
理由はわからないが、【王】だからだという団員らの話だ。
「これでいいのか?総長 ベルカーナジャ?」
グラッスがマーキュリーをつれながら話を聞く。
総長 ベルカーナジャは。
そんなことですらわからないのか、グラッスとマーキュリーの肩をたたきながら言う。
「金貨袋をおいていった【王】はちゃんと伝えたぞ。」
続けて総長 ベルカーナジャは、しゃべる。
「シンゼンホウ 国軍の子孫ではなくグラッスとマーキュリーは【この世界での兄弟】として生まれた【生きた証】だ。」
グラッスとマーキュリーは顔を交互にみて、とまどう。
それらも気にしないで。
総長執務室へ。
いく前に伝えてから総長 ベルカーナジャは言う。
「【ちょっと。はやい『この世』として】のシンゼンホウ 国軍の【称号みたいな生きた証】は名誉だったらしい。」
総長 ベルカーナジャが総長執務室へいくにつれてみえなくなったところで。
グラッスはマーキュリーの頭を軽くたたきながら言う。
「師匠として言うが、もう【国】ごとダメだって時には。やっぱり生きているうちの名誉だな。」
マーキュリーは金貨袋を確認してから。総長執務室へもっていく係だったらしく。金貨袋を名誉の金貨袋とよんだ。
「師匠も【国】が【国家】になってもダメだったら【名誉の金貨袋】をわたすの?」
グラッスは即答した。
「あぁ。【生きた証の称号】だからな。」
マーキュリーはうれしそうにロードスにも、わけてやろうと笑っていた。
~続く~




