デスアンドゲーム
『42話 種族保存論』
このダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの作成者(作者)は【種族保存論】を【祈っていた】らしい。
全人類社会なんて。
『重たいお話し』であるばかりに。
本当の話だとダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOでは決定である。
なぜなら。
確かに。
ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの目的は全人類社会ではなく。
全人類の【種族保存論】を確認することにあるからだ。
全人類の【種族保存論】であって。全人類種族保存論ではない。
つきつめると、人間が人間に【種族保存論】が働いているかと知りたかったらしい。
全人類種族保存論がなくても。
『重たいお話し』であるだけである。
そう。ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの作成者(作者)は判断した。
間違いなく。
人間が人間相手側として【種族保存論】すなわち【心】があるかと確かめた。
そうしてからであろう。
ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの目的がなくなった為に。
ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの作成者(作者)は【祈るのをやめる】ことにした。
心というのは最終定義存在証明されていない。
だが。この種族保存論は心だった。
【それらの答えが答えである。】
【もう届かない。】
【バウンティングハンター(賞金首ハンター)は種族保存論ではない。】
【心を知ったダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの作成者(作者)なのだった。】
【わかる人々は心のわかる人間である。】
~続く~




