デスアンドゲーム
『38話 特別権威現世』
「ロードス、まだなのか。なんかの祈り?」
グラッスが気持ちわるそうに僕に聞く。
「まだ商人らへ。売ってない強い兜に祈ってる。」
僕は総長 ベルカーナジャから受け取った兜を売ろうとしている。
はっきりいって。僕には、もっと強い兜があるからだ。
「ロードスぐらいじゃないの?総長 ベルカーナジャから受け取った兜を売るのは、さ。」
マーキュリーがグラッスみたいに僕へ話しかける。
よくよく思って考えれば。
そうだからそうだ。
僕が祈っている場所は情報屋ギルド ベルカーナジャだが。
商人らの前だった。
「これが。あの総長 ベルカーナジャの強い兜だった兜で。高く売りたいんだ。」
僕は。
しずかに交渉するように商人らに語りかけたが、
周りには集まってきた団員らがいた。
「高く売れるんだ!」
ひやかすように。
集まってきた団員らから勝利とも、よべる応援らしき声援があがる。
情報屋ギルド ベルカーナジャの廊下で総長 ベルカーナジャに僕はあった。
なぜか。
無言で。
頭をこづかれた。
【兜の価値調査をしてくれって命令したのは総長 ベルカーナジャなのに。】
【お金は僕に入ってこなかった。】
【総長 ベルカーナジャは。】
【大聖堂教会ギルド(祈りという信仰ギルド?)へ。団員らにわたしてた兜を、】
【どうやら全てがその全て売り、お金を無条件寄付したらしい。】
~続く~




