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デスアンドゲーム
『28話 財産』
騎士にとっての財産。
武器だろうか?防具だろうか?装備だろうか?大理想だろうか?
騎士が論理武装をしたというのは。
どういう意味を成りたたせるのだろうか。
グラッスが。
しずかに泣いていた。
マーキュリーは涙をこらえるように。
頭を上へむけて声をあげて泣いている。
「師匠が良くて。よかっただろ。」
グラッスはマーキュリーにそう語りかけた。
すばらしい騎兵突撃だったらしい。
補給隊を守る騎士が騎兵突撃をした話だ。
武勇は。
すぐに【王】から【王】まで聞くに話は到達する。
その騎兵突撃の武勇と。
補給隊の情報を知りたいと他の情報屋ギルドが聞いてきた。
「人の世はえにしで運命循環の輪なえにし。天命だ。」
グラッスは。
そのあとに知らないとしゃべろうとした。
だが。
グラッスは気がついてしまった。
【ここがどこで。】
【えにしが何を意味をして。】
【自らの立場な足場は情報屋ギルド ベルカーナジャ。】
【そうして。】
【流す涙は感謝の涙であることを知った。】
~続く~




