デスアンドゲーム
『203話 君臨王にとって、みえるもの』
軍議(ぐんぎ 説明 軍において何をしているのか、と聞くことなど)が、
法律国連の一番槍国 ベルカーナジャ・ロードスで、おこなわれた。
【君臨王が聞きたいのは。】
【戦うにしても、敵対者が弱い。】
【君臨王がもっとも聞きたいのは。】
【ほかに世界王君子の本当の歴史で名乗りあげた『王と国』がいるのではないか、ということだった。】
王遠は軍議(ぐんぎ 説明 軍全体指揮などのこと)から外された。
だがしかし。
僕と盟主 ベルカーナジャがいるということは、そういうことなのだろう。
僕の『ナチュラルコーディネーター(説明 生まれる前から生まれ創造元として、ちからで動作する生まれ)』が過去。
そうして。
うそをついているのは僕であり、ごまかしているのも僕だ。
僕こそ。
君臨王をみとどけてから、
生まれからして生まれ。
『ナチュラルコーディネーター』による【国】と【王】になった僕で、あった。
【盟主 ベルカーナジャが僕をかばう必要がないので、あっちはあっちでかくしていることがあるのだろう。】
僕はうそつきだと確信してるが、
ベルカーナジャ女王国がベルカーナジャ女王国家として再建国されていることを確かに知っている。
【法律国連に参加していて同じく分担金(ぶんたんきん 説明 法律参加費用代金のお金などのこと)を支払っているからだ。】
「ロードス。人質のことを思って考えて、この国のこともふくめて、偉くなれ。」
僕は、
【君臨王】から話しかけられて
どうしよう、と、
考えてしまった。
【どのみち、法律国連に参加させられた立場であり、僕が世界王君子の本当の歴史に名乗りあげたのは『貴族王』だ。】
【このままだと。君臨王の法律国連の一番槍国 ベルカーナジャ・ロードスが貴族宰相の大名門貴族家柄に、とられてしまう。】
【『選定の泉』とやらをおもいだせば、王位継承争いから助けてもらった昔話でもある。水が氷るわけがない。】
『僕は、何も。できようがない。』
そうして。盟主ベルカーナジャがしゃべった。
「法律国連で世界王君子の本当の歴史で名乗りあげた天上の名前こそ『盟主王』だ。」
【終わった。】
【あとの軍議は、かんたんに終わった。】
【法律国連とされていたのは大将軍ら軍閥であり、】
【名乗らせるだけ名乗らせ。大将軍ら軍閥を勢力併合。】
【それら全てを『君臨王』へ進言した王遠の策だった。】
【『君臨王』は。たかだが人質ではなく法律国連の一番槍国 ベルカーナジャ・ロードスの『盟友立場人質』だと伝えてくれた。】
【僕らはザゲーム(プログラムではない現実か現世)基準が違う強みを知った。】
【王遠にとって。一策を考える前からの、始めに持っている『強み』が違っていた。】
~続く~




