デスアンドゲーム
『22話 平民』
「総長 ベルカーナジャがまともにお話し合いの相手って?」
僕は自然と気になって聞くだけ聞いてみた。
情報屋ギルド ベルカーナジャは。
そんなに人間の人格性を信じない。
「ロードス。あれは僕らと同じ平民だ。」
精鋭団員なのにストーレは。
この場を平気そうにそうしゃべる。
「それと。ロードス。そういうあぶない話じゃない。」
精鋭団員だが。
伝令係は無理だと。
しゃべったあとのストーレは話し合いだけを見つめていた。
話し合いはすぐに終わった。
総長 ベルカーナジャに僕は聞いてみた。
「総長 ベルカーナジャ。あぶなすぎはしないの?」
総長 ベルカーナジャは返答する。
「ロードス。同じ平民だ!」
続けて言う。
「それに。今はまだまだ人間性こそ。すてたものじゃないと本当にわかった気分だ。」
あとあとの団員らの話で僕はわかったのだが。
話し相手は農民だったらしい。
総長 ベルカーナジャが説得するように。
農業ギルドをうちたてるお金をわたしたらしい。
最初は話を。
はぐらかしたお話しだったらしいが。
農民ギルドを作成した、との言葉で総長 ベルカーナジャはわかった話だった。
総長 ベルカーナジャは涙を流したらしい、が。
もう説得する気分ではなかったとのことだ。
【月日がたつ。全面戦争が国と国で争われた。片方の国は水と食料が決死部隊による補給軍事物資で確かに届いていた。】
~続く~




