(最終章16話)座敷牢(ざしきろう)の大君(おおきみ)編~第164章~
『座敷牢のその血は、のこる。その血とは覚醒して遺伝もする 2話 2人称は3人称に完全対応してない』
リロードスは考えた。この暗闇の夜こそ、全世界だ。もう、その世界には、何もいらなかったはずの、全世界。
生きてるともっと生きてる。それは過去かもしれない。つめとほねの両手が義手のように思って考えたから人生哲学。
【リロードス。医学問総長が大勇者家のバレルロトでも同じこと。伝えられない。それはそれでしゃべってはいけないこと。】
リロードスは、考えなおすことになった。1人称と違う答えがあるとしたら、どれぐらいのキズがあれば、
人生哲学の人間が助けてくれるのだろうか。キズを見せつければ、ちゃんと助けてくれる確認ではないはずだった。
【助けてくれる人間は確かにいる。ただし、逃げだす人間のほうが多い。医学問総長とリロードスは助けてくれた人生哲学。】
【でも生きていながら助けてくれた。その人間哲学をすてるほうが助かりやすい。もっとも人生哲学に助けてもらえた本人だ。】
リロードスは何か、おもいだした。親世代の親。助けてほしいから助けなければいけないような、気持ち。時間も同じだった。
助けて欲しかった、お話し合い。そうじゃないと親世代の親が、旧式の暖房機のストーブを、さわろうとしない。
だからリロードスも助けた。時間も逃げだした。なぜなら旧式の暖房機のストーブは燃えるように熱をだしてた。
~続く~




