(最終章9話)君子への信念~第94章~
『歴史という著作物の本。そのサービスパックは登場人物史。見物は読者ではない 8話 助けた意味こそ乱世』
「君には意味がわからない人生を生きてほしい。やさしく、甘美。魅力が心から望んだ乱世と違う。」
確定した言葉を聞いた。そして、確かめるように、やさしそうな声は耳元から消えていく。男の僕は生存した。
病室のような場所。いつわりのような感情論。侮蔑(ぶべつ 説明 けいべつした答え)であり、疑問形式だ。
おぼえているのは男の僕こそダンジョンアンドドラゴンゲーム作者本体本人としてオールゲームコンプリートクリアの全制覇者。
ただし、もとの世界にもどれることを許し、認め、生きろと命令した人間は違う。ほかの誰かであり、女性別で美女な女性。
夢のような時間。男の僕はお金持ちや大貴族たちに求婚(きゅうこん 説明 婚約前提告白など)されていて、一夫多妻の将来。
『ただし、本当にそれでいいのかと本心を聞かれた。純愛が乱世なら本音も、隠せないほどの魂の乱世であり、』
『わかったのはポストカット(説明 マストカットでもあり、生殖機能を壊す手術など)から助けてもらった。男の僕だ。』
『その死へ、ほどちかい、致命傷(ちめいしょう 説明 古傷を痛めつける致死傷)のような口づけは甘美な香りがした。』
~続く~




