表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/53

16.暑い日には

「今日はあっつぃーなぁ〜」

「あ、私、ハンディファン持ってるよ。使う?」

「おー、サンキュ、フー子」


 フー子から小型扇風機を受け取ろうとした瞬間、それはヨシトシによって阻止されてしまう。


「ヨシトシ?」

「太郎、それを使う必要はない。俺ならミスト付きのファンを持っている」

「マジで? 用意いいな! 貸してくれよ!!」

「分かった、目を瞑っていろ」


 ん? 目を瞑る? 子供みたいなやっちゃな。

 俺はヨシトシに言われた通り、軽く目を瞑った……その瞬間。


 ブピューーーッ

 バシャバシャッ


 顔に何かダバダバきたーーっ!


「っだーーーーッ!! 何しやがる!!」

「人工ミスト」


 お前の口から、どばどば水が流れ落ちてんだろが!


「ぜんっぜんミストじゃねーよ!!」

「じゃあスプラッシュ」


 またも水を口に含んだヨシトシは、俺目掛けて水を飛ばしてきやがるっ!

 何が『じゃあ』だ、何がスプラッシュだ!!


「ねぇ、武者小路くん。ファンはどこに言ったの?」


 余計な事を言うな、フー子ぉぉお!!


「それは今からだ」

「うぎゃ、こっち来んなーーー!!」


 ヨシトシ、ふーふーしながら追っかけてくんな!

 そんな俺らを見た腐れ女、ハァハァすな!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ