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200文字小説集

なんか、悲しいよ。(200文字小説)

作者: 日下部良介

最近、彼女とうまくいっていない気がする。

メールをしても返事が来ない。

今日も…。


そんな時、酔っ払いに絡まれている女の子に出会った。

無意識のうちに仲裁に入っていた。

酔っ払いは逆ギレして僕に殴りかかってきた。

抵抗する気力もなく、ボコボコにやられた。

そのうち酔っ払いは捨て台詞を吐き立ち去った。

助けた女の子もいつの間にかいなくなっていた。


路上に座り込んで受信“0”の携帯画面を眺める。

殴られた顔より心が痛む。



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