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ずっと一緒に居る彼だけど、本当に私の事が好き?

作者: 七瀬






“ずっと一緒に居る彼だけど、本当に私の事が好き?”



不思議に想うかもしれないけど? 私は彼とずっと一緒に居るのに、

彼は本当に私の事が好きなのか分からなくなった。

彼とは付き合って2年! 彼は浮気もしないし、いつも私の事を、

“可愛いかわいい” と言ってくれる。

こんな彼だから、女友達も多いし私の女友達とも直ぐに仲良くなるし。

もっと言えば? “私の母親や妹も彼の事が好きだ!”

女の子から見て、彼を嫌いになる子なんて本当にいるのか?

それぐらい、女の子の気持ちを掴むのが彼は上手いのよ!




『“今度の日曜日、友達集めてみんなで海でも行かない?”』

『どうせ、女の子も呼ぶんでしょ!』

『何? ヤキモチ妬いてるの?』

『・・・そ、そうじゃないけど、別にふたりきりでもいいんじゃない?』

『僕はいいけど、人数が多い方が楽しいかなって思っただけだよ。』

『“じゃあ、ふたりがいい!”』

『分かった、ふたりで海行くか!』

『うん!』






・・・最初は、車でドライブデートがはじまって、休憩にコンビニで

いろいろ買って、食べたり飲んだり音楽を聴いたり助手席の私はウトウト

寝たり2時間後、海に到着!

ふたりで水着に着替えて、一緒に海でワチャワチャ、ピチャピチャ、

浮き輪にぷかぷか。

彼が一人で、海の家に買い出しに行くと言うから、私は一人でパラソルの

下で横になっていると?

遠くの方で彼の声と女の子達の声が聞こえてきたの。

彼が海の家で働いている女の子達と仲良くなって、楽しそうに話している

姿が見えたわ!

また彼は女の子に囲まれ、楽しそうにしている。

こんな時、私の頭の中でこう思うの!

“彼女が私じゃなくてもいいのではないのか? 彼なら他の女性ひと

でも上手くいきそうだし......。”

不安が脳裏を過るわ。

彼はそんな私の不安も気づかず、海の家で買ってきたカキ氷とフランクフルト

を持って戻って来た。



『ごめんごめん、お腹すいただろう! はい、どっちがいい?』

『“誰と話してたのよ~”』

『海の家で働いているお姉さん! 凄く綺麗な人だったんだよねぇ~』

『ふーん、彼女が居るのに、海でナンパする訳?』

『してないって! ただ話してただけだよ。』

『・・・もういい! カキ氷ちょうだい!』

『なに、怒ってんの?』

『・・・怒ってないし、』




・・・私がただのヤキモチなのか? 

彼が他の女性ひとと話すのが凄く嫌なの!

浮気とかじゃなくて、ただ他の女性と話してほしくない!

独占欲が強いと言われればそれまでだけど、私は彼には私だけを

見ててほしい!

彼女なんだし、それぐらいワガママじゃないでしょ!




『“もう帰るか。”』

『・・・ううん、』

『“まだ機嫌直ってないの?”』

『別に怒ってないし!』

『怒ってるじゃん!』

『もう喧嘩はやめよう! 早く帰る用意して帰るよ。』

『・・・ううん、』




帰りの車では、お互い疲れてるのもあるけど、、、?

一言も話さず、ただ音楽だけが流れていた。

彼も私に話しかけにくかったんだと思う。

だから最初に言葉を発したのは、“私の方だった。”



『“・・・ご、ごめんね。”』

『えぇ!?』

『せっかく、ふたりきりで海に来たのに、喧嘩なんて嫌だよね!』

『なんか僕も悪かったんだよな、ごめん。』

『もう喧嘩はやめて! 楽しく帰ろう。』

『あぁ!』




その後は、いつものように楽しく会話も弾んで車の中では

盛り上がる音楽に、、、。

“やっぱり私は彼が好きみたい!”

気が合うし、何より彼と居て私が一番楽しいと想えるの。

こんな彼氏、他には居ないよね!


ずっと一緒に居る彼だけど、本当に私の事が好き?


こんな悩みも私にはあるのだけど? それでも私が彼と一緒に居たい

と想える間は、彼の傍に私は居ると決めてるの!

誰に何て言われようと、私が決めた事だから彼とはそう簡単に別れないわよ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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