詩 実験都市
「迷い込んだ殺人鬼は単なる舞台装置に過ぎない」
「本当の目的は、裏で進行しているものだ」
暗い夜道で影が笑う
見張られているのは いったいだあれ
おびえながら道を歩く
なぜなら今日は ブラッドナイト
「私たちの中の 誰かが
生贄に選ばれてしまうでしょう」
可哀想な羊は
絶対に 助からない
月が上る頃に 始まる狂気の時間
町の異変は 化け物を呼ぶ
みんなが悲鳴を上げて 逃げ惑うなか
笑っているのは 一体だあれ
「小さな町の実験場」
「一夜にしてすべて消えた」
「記録に残らない悲しい町」