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第五話 本物の友達(仮)

これは前書きです。評価しましょう。

俺が実力テストで1位をとってから、クラスの皆の俺に対しての扱いは変わった。悪い方に。

俺はクラスのみんなにガリ勉のレッテルを貼られ、喋りかけずらい陰キャということになってしまった。

また俺は綿に負けたあと、悔しさのため猛勉強していた。それも陰キャだと思われている理由だろう。


(クソが。これも全部綿のせいじゃねえか。)


そう思った俺は綿に文句を言うため、綿を探しに教室を出た。


―――数分探していると、綿はこの学校の地下にあるゴミ捨て場にいた。


(こんな所で何を………)


よくよく見てみると近くに人影が見えて、なにか話し込んでいる。

俺は話している事を聞き取るため、近くによっていった。

謎の男は黒いパーカーを着ていた。

しばらくすると謎の男が話し始める。


「本題に移るが、お前は加藤に勝利したんだよな?」

「………」

「おい、俺が聞いてんだよ。さっさと話せ!!!」


謎の男が綿の腹を殴る。


ボゴォ


鈍い音が辺りに響いた。


「グッ……ど、同点でした…」


綿がそう言うと、謎の男は綿の腹をもう一度殴り言った。


「ふざけるな!なぜお前のような出来損ないが弟なんだよ!この一族の恥知らずめ!」


そう言ってもう一度綿の腹を殴ろうとした。


俺はさすがに耐えられなくなってその場に飛び出して言った。


「出来損ないはお前だろ!!このボケが!」


すると、黒いパーカーの男はピタリと動きを止めてこちらをゆっくり向き言った。


「なんだお前……俺を誰だと思ってやがる!俺はあの由緒ある綿家の長男!綿 悠「ていっ」

ぎゃああああああああああ!!目がぁあ!!」


加藤12拳法その1。【目潰】

こういうやつは油断している隙に目を潰すのが1番である。

さて、綿に事情を聞こうかな。



◆◇



綿が言うにはあれは綿の兄の、綿 悠斗と言う男らしい。綿は兄に奴隷のように扱われており、自分より(悪い意味で)目立っている加藤を快く思っていなかったようだ。それで綿を使って、俺に勝負を挑ませ勝つつもりだったらしい。


「てことはあの煽りに敵意はなかったってことか?」

「うん、そうだよ。本当にごめん。」

「いいよ。だけどその代わり今度は俺とほんとに友達になってくれないか?あんなことがあった手前、友達が少なくてさ。」


俺がそう言うと綿は目を見開き、笑顔になってから言った。


「ほんとにありがとう。これからは陸人って呼んでね。」

「ああ、よろしくな陸人。」


この日俺らは本当の友達になったんだ。



◆◇



教室に戻ってきて、俺は考えていた。

1人友達が出来ればあとは友達の友達は友達理論で、どんどん友達を増やしていけばいいだけであると。


「陸人、お前友達は誰がいるんだ?」

「いないよ?」

「え?」

「いや、だからいないって。加藤が初めての友達だよ。」

「お前と友達やめていいか?」

「え!?」


まだまだ陽キャには程遠いようだ。


友達ゲットだぜ!

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― 新着の感想 ―
[一言] 小説書いてみた。みろ。
[良い点] かとう12けんほうあんまつよくなさそう [気になる点] ぽ◯も◯ゲットだぜ!
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