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第4話! 蛍野六花の敗北!

私だ!次回話す!次回話すから!!!!!

「私が…蛍野に消されるだと?」




いつか殺しあうんじゃないかこの2人と前々から思っていたけど早くない?まだ物語始まって4話目だよ?




平咲さんがやったことは10発中8発当たりの拳銃の引き金を引くのと同じ行為だ、到底許されることじゃない…しかも平咲さんの能力『予言者』は証拠が残らないつまり平咲さんが何人の死を予言して人が山ほど死んでも平咲さんが罪に問われることはない、あれ?超能力は証明されたんじゃないかって?確かに証明されたさ、厄介なことに原理や能力の基礎だけね?




 だけど超能力の結果は人それぞれ、そのすべてはまだわかっていない、まあ…簡単に言うなら『わからないことが増えたのさ』わからないから法律の作りようがない超能力の仕業だとわかっていてもその多様性などから犯人発見には使えない超能力の発見は現代社会の秩序にヒビを入れる結果になったんだ、しかも六花のやつそれを分かっていて発表したんだとか…あの愉快犯が…!




 さて…話を戻すと超能力、いや今は異能力だがそれで起きる犯罪は基本的に犯人が捕まらない捕まっても証拠不十分で釈放されるのが大半だ、特に平咲さんのタイプの異能力者が捕まることはないといえる、人の死を予言したから逮捕しますなんて馬鹿らしいだろ?つまり平咲さんみたいな異能力者には『自制心』求められる訳だが…




「貴様ァ…自分が何をしたのかわかっているのか…!」




「何?さっきはあたしの予言にいちゃもんつけて外れの2割を気にしていたのにもしかして死ぬ確率が8割に増えたからびびっちゃった?」




 彼女の自制心は彼女の怒りより軽かったらしい




「やはり私が甘かった…貴様と貴様の能力は危険だ」




 いやまあ…自業自得ということを除けばそうだけど…




「平咲桃加貴様は―ここで排除する!」




「前も言ったけどさ…てめえの鈍い動きでできるわけないだろ?ザァコが!」




 牧畑くん平咲さん共に戦闘態勢に入る、共に武器はなし純粋なパワー、スピード、フットワークなら平咲さんに分があるが牧畑くんには異能力『刻印』がある、あの能力は指で触れることで効果を発揮する中にどんな能力があるか僕もほとんど知らないがあの言葉を鵜吞みにするなら人を殺せる能力もあるのかもしれない




 共に構えそして―牧畑君が仕掛けt「やあやあ!お待たせーーー!!」




 あっ転んだ




「およ?なになに?喧嘩?ダメだよ~クラスメイトなんだから仲良くしなきゃ」




 お前が言うな




「蛍野…貴様ァ…!」




 転んだときぶつけた場所が悪かったのかプルプルと生まれたての小鹿みたいに立ち上がる牧畑くん




「ん?どうしたの螺旋くん?」




「私を呼び出してから5分引いても30分遅れだ貴様が遅かったせいで厄介なことになったんだぞ、それと私を螺旋と呼ぶな!」




 牧畑くんは下の名前で呼ばれるのがというよりも下に名前が嫌いらしい、なんでも人の名前らしくないところが気に食わないんだとか




「わりぃわりぃしかし厄介なこと?私気になります!」




 目をらんらんと輝かせる六花




「ふん貴様には関係ない…と言いたいところだが流石に一人では手に余ることだ貴様にも協力してもらう」




 え?六花加害者だよね?ばらしちゃっていいの?




「もちろん断るなよ?貴様が遅れたせいだからな?」




「ほいほーい」




「……」




 将来の殺人の被害者が加害者にその殺人の回避の援助の協力を申し込みその横ではその殺人の元凶がその話に興味なさそうにスマホをいじっている…これなんてカオス?




「で厄介なことって?」




 まあ牧畑くんには考えがあるんだろうさて…どう返すか




「平咲のやつに死の予言をされた」




 わぁお…普通に話しちゃった




「あらららら?桃加ちゃんやっちゃったね~」




 六花はケラケラ笑っているが背景と化してる日向さんと羽川さんはマジか…って目で平咲さんを見ている、いやこの二人の反応が普通だからね?




「あたしに喧嘩売るこのバカが悪い」




 …ごめん僕もそう思う




「うん、私も同じ意見」




「貴様ら…!!」




 いや…だって牧畑くん不発弾をつつきまくって自爆したようなもんだし…




「あの~すいません誰が牧畑螺君を殺すとかどこで死ぬとかわかったりしないんですか?」




 背景Aもとい羽川さんが核心を突く質問をしてきた




「いや残念ながら不明だ、わかっていることは『近い将来』と『誰かに消される』ことくらいだな」




 なるほど真実に噓を混ぜてきたか




「むむむ…すみましぇん私じゃあ力になれなそうですぅ…」




 そう言って羽川さんは背景に戻っていった…まあ羽川さんだししょうがないか




「なるほどなーで、本当に誰が螺旋くんを殺すかわかってないの?」




 やっぱり六花は騙されないか…




「こっちは命がかかっているんだぞ?噓を言う理由が無いな…だが信じられないのならもう1度だけ言おう『誰に殺されるかは分かっていないんだ』」




「……」




「どうだ?私は噓を言っているか?」




 少しの沈黙の末、六花は口を開いた




「んー噓を言っているようには見えないな~」




 噓だろ…あの六花が噓を見破れなかった?




「当たり前だそもそも特定の人物がわかっていたら貴様の手など借りない」




「それもそうだね~いや~ごめんごめん私疑い深くてさ~」




「まったくだ疑われる方の身にもなってくれ」




 わかっていて泳がしている?いや六花はそんなめんどくさいことはしないわかっているならとっくに指摘しているはずだならどうして、まさか…六花の十八番の一つ噓探知はその精度は折り紙つきで本物のウソ探知機と同等ともいわれているそんな彼女が牧畑くんの噓を見破れなかった…?


 僕の中の常識という名の世界がガラガラとくずれていく音が聞こえた気がした、それは六花が万能ではない証明であり僕の目的達成の道のりに光が差した瞬間だった




 だがその時六花が負けた衝撃で僕は忘れていたが六花の噓探知は確かに万能ではなかったのかもしれないが僕のような普通の人の噓なら全く通用しないことには変わりないことつまり単に牧畑くんがすごかっただけであり僕の目的が近いたわけではなかったそのことに気づいた僕は相当落ち込んだ




 後に天野孔明は語ったという




「今まで何度か負けたことはあったけど後にも先にもあれほどの大敗北はなかなかななかったな…私自身噓を見抜くことに少し自信があったからあれが噓だと…まあ後程わかったんだけどその時の衝撃は忘れられないね」




 ワインを一口飲むと懐かしむように天野孔明呟いた




「本当にすごい男だったよ牧畑螺旋くんは」


















 やあ!またまた僕だ、いい加減次回予告他の人が担当しないのかって?ごめんね今のところまだ僕がやるよいつかほかの人もやるかもしれないからしばらく付き合ってね?今回は!


 僕たちを呼び出した理由それは新部活の設立!?六花曰く傲慢で悪徳な他の権力者どもを部活名義でぶっ飛ばしたいらしい僕たちを巻き込むなよ…




 次回!誕生!僕たち正義執行部!あれ?役割風紀委員会とかぶってない?

神々の残された者たち~狂気の沙汰ほどなんとやら外伝~を読んでいただきありがとうございます!次回は王道(?)展開!…デス!!!

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