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最強剣士の剣道教室 ~刀に込めるは魂の誓い~  作者: サウスのサウス
プロローグ
1/6

剣士は過去を思う

まさかのなろうでスポーツもの。

とはいえ、ラブコメ多めのつもりなのであっさり読めるようにする予定です。

意味を見いだせなかった。


ただ、実家が剣道教室を開いていたからなんとなく始めた。


楽しくもなく、かといって他にやることもないから練習ばかりしていた。


家族は俺には才能があると言ってくれた。


ただ、一人お祖父様を除いて。


お祖父様は厳格な人だった。


俺がいくら練習しても認めてくれなかった。


いつも言う言葉は同じ。


『竹刀とは侍のいうことろの刀。お前の剣には魂がない。そんな意味のない剣など価値はない。』


魂などわからなかった。


俺が空っぽなのは確かにその通りだったが、意味が分からなかった。


唯一お祖父様に褒められたことがある姉に聞いてみると


『そうね・・・謙吾にはまだ難しいかもしれないね。だったら謙吾はこれから常に考えなさい。何のためなら竹刀を振れるのかを。お姉ちゃんは謙吾のこと見守ってるからね。』


大好きな姉にそう言われたので考えてみた。


それでも分からなかった。


結局、何年も意味のない稽古を続けて、時々大会にも出て、俺はいつの間にか同年代で最強の剣士になっていた。


意味をみつけるために何人もの人と試合をした。


それでも、勝っても何も分からなかった。


いつも圧勝してしまう。


時には接戦もできたけど、それでも俺は何も見えなかった。


だから俺は・・・


表舞台から姿を消した。

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