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活動記録5

「だめですよ。マシュー。賞金首から目を離しては。それから人を指さすもんじゃありません」


 マシューとコレットはどうやら誰かを見張っていたようです。


 ジュリアンが後ろを振り返りヘッドホンを外して言いました。


「あら。風作。まだいたの? あとはわたしと優秀な仲間たちでなんとかするわ」


「そんなことを言っていいのかな? 力づくなんてスマートじゃないぜ」


「それができるならとっくにやってるさ。それくらいわからないのかよ」


 マシューです。


「ふぁーあ。人が気持ちよく眠っていたのに。何なの? 騒々しいわね」


 木の上から聞こえてきました。


 さきほど窓から飛び出て行ってしまった猫みたいな耳を持つ少女です。


 どうやら大きな木の枝の上で眠っていたようです。


 コレットが言いました。


「シャルロット様。お目覚めしたばかりのところ申し訳ございませんが私たちと一緒に来てくださいませんか? ご両親も心配されておりますよ」


 少女は居眠りを止めて木の枝に座って両手で木の枝をつかみ足をぶらぶらさせていました。


 少女の名前はシャルロットというようです。


 シャルロットは言いました。


「イヤ。イヤと言ったらイヤなの。パパもママも口うるさくってかなわないわ」


「ジュリアン様いかがいたしましょう?」


「ジュリアンのお姉ちゃん。この木を登って捕まえてもいいでしょ? 僕に任せて」


 ジュリアンはマシューとコレットに言いました。


「二人とも。私に考えがあるの。ちょっと耳を貸してくれるかしら」


 ジュリアンたちは3人で顔を寄せ合って相談しています。


 「ねえ。あなた。その水鉄砲の水はここまで届くのかしら? 水鉄砲のガンマンには気を付けなさいという噂は聞いたのだけれども。みんなの噂はそれきりなんだもの」


 シャルロットが大きな木の上の方から風作に尋ねました。


 風作のいる場所からは普通の水鉄砲なら届きそうにありません。


「確かに僕が噂の水鉄砲のガンマンさ。どれだけ危険か試してみるかい?」


「やってみたらいいわ。でも教えてくれるかしら? 上に向かって水鉄砲を撃ったらその水はどこに落ちるのかしら?」


 クスクス笑うシャルロットを風作は黙って見つめていました。

 

 風作たちから少し離れたところから聞こえてきました。


「へぇ。そりゃぁ、いいこと聞かせてもらったねぇ」

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