番外話001⚫️「世界線をこえて」第1部へ 未来からのメッセージ
これは第15部(未来)からの追記です
【「世界線をこえて 第15部」 第59話を、現在、執筆している時間軸にいる
未来の作者より】
日付が変わっても、まだ眠れそうにない。
移住から二週間。
住所変更の漏れた郵便物や、
なじみのコロッケ屋のために時折かつての街へ戻りながら、
私はこの新しい「静寂」の中にいる。
退職し、時間の余裕が生まれたせいか、
不用意に「世界線をこえる」ことは少なくなった。
今は、安全なリビングでノートパソコンに向かい、
ただ淡々と物語を紡ぎ続けている。
ふと、物語を書き始めた頃の自分に
「油断はできないが、未来は意外と悪くないぞ」
と、伝えられないものかと考えた。
そこで私は、ひとつのいたずらを思いつく。
進行中の「第15部」から一度世界線を飛び越え、
第1部の最終話のあとに、このメッセージを残してみようと。
第2部を読んでいる最中の読者は混乱するかもしれないが、
それもまた、物語の醍醐味だろう。
現在、執筆中の第15部に登場しているアーレンが、
その第58話で未知の技術を楽しんでいるように、
私もこの「時間軸の越境」を楽しんでみたい。
親愛なる、希少な読者の皆さま。
突然の介入をお許しください。
この物語にはまだ、語られるべき膨大な空白があります。
順調に進めば、第3部から第14部までの1100以上のエピソードが、
これから皆さまの前に姿を現すはずです。
私の計算が正しければ、およそ110日後には、
この第15部へ辿り着く・・・はずですが、もうちょっとかかるかな?
うーん、算数、ちゃんと勉強しておけばよかったなあ・・・。
でも、それまで誰かが読んでいてくれるのかなあ・・・
さて。
新三郎やマチルダ、ヤマト、ヒロ。
彼ら彼女らの冒険は、まだ遠い地平にあります。
私は、もうちょっとがんばってみますね。
深夜、ひとり昂揚する私を、 ソレンイユやココア、
そしてすべてのアークエンジェルたちが、静かに見守ってくれている。
あっ、ごめん!13人目のあなたもね。ありがとう!




