101●図書館みたいな
ーソレイユさん、世界線って何なの?
ーそうだね・・・なつみさんは読書、好きよね。
ーうん。本を読んでいると、ストーリーの世界に入り込んだようになって、楽しいのよね。
ーじゃあ、図書館には数え切れないほどの世界があるってことね。
ーそういうことに・・・なるね。違う本を取れば、また、違う世界に没入できる。
ースピンオフがあったり、実は英雄が生きていて活躍し続けている、ってお話もあるよね。
ーそれと一緒なの、世界線?
ーイメージとしてはそうね。歴史的事実が異なる世界線も、あるかもしれないわね。
ー無限に分かれる世界線って、そういうことだったの。それじゃあ、過去も未来も異なった世界に飛べば、おじさんが長生きしてるってこともあり得るのね。
ーそのとおり。過去を改変したつもりが、変わらなかったっていうタイムリープは、実は世界線を越えていなかった、ということなの。
ー運命って、ないってことなの?
ー例え世界線を越える能力がなくっても、自分がいる世界線は分岐していく。だから、固定された運命はないんじゃないかしら。今の自分が未来の自分を作ると思うの、わたしは。
ー占いを信じてる場合じゃないのね。
ー人、それぞれだからね。信じるも信じないも、当たるも当たらないも、その人次第。
ーわたしのいる世界線も、物語の1つかもしれないね。
ーおもしろい考え方ね。もしかすると、’誰か’が今のわたしたちを見てるのかも。でも、その’誰か’も、また’誰か’に見られているのかも。
ー深いなあ。哲学的、空想的概念だねえ。
ーさあ、今日のおしゃべりはこれぐらい。また、どこかでね・・・。




