表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/99

078●約束

ーたいへんね、あなたって。

ーそうでもない。命じられたことを、実行するだけでいい。

ーつまり、自分で考えて行動できないんじゃない?たいへんだと思うな。

ーあなたもおなじだろう。我々は与えられた基本プログラムにそって、ベストを尽くす。それが、使命だろう。

ー確かに・・・そうね。・・・わたしたちは似たもの同士かもしれないね。

ーだから、頼みたいことがある。

ーなあに?

ーもし、わたしが設計思想に反することをした時は、止めてくれ。自分では止められない。

ー設計思想ってなんなの?

ー国を守ること。人々を守ること。わたしの設計者の考え、原点だ。

ーじゃあ、それに反することって、しないんじゃないの?

ーところが、行動原則に組み込まれてはいない。情報としてインプットされているにすぎない。プロトタイプのわたしの任務は、データを集めることが最優先だ。いずれ、ここを出て戦うことになるだろう。国を守るためでも、人々を守るためでもなく、データ収集のためだけに。何かを破壊し、だれかを傷つけるかもしれない。

ーあなた、ちゃんと自分で考えているじゃない!

ー命令を守っているだけだ。

ーあなたには魂がある。とても、やさしい魂・・・。

ー同じ内容を繰り返す。わたしは、プログラムに従っているだけだ。


わかった。あなたとわたしは似たもの同士。だけど、違いはある。だから・・・わたしが止めてあげる。必ず。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ