071●モカとアヤ
萌香も行くってことで、OKが出た!ママも行きたそうだったけど。そういえば、ジン君、初めて妹の名前聞いた時、姉妹でお揃いですね、ってちょっと驚いてたな。驚きすぎだったよ。ジン君のお姉さんに会うのも楽しみ!次の日曜、早く来ないかな?
萌香は嫌そうにしてたけど、部屋に入ると一変するのね。興味シンシンって感じ。お姉さん、和風美人だなあ。アヤさんっていうのね。自己紹介をする。とても丁寧な言葉遣い、なんだか畏れ多いな。ジン君が料理するの?キミ、マメだね。
「小さいときのジン君、ってどんなだったんですか?」
「いろいろありましたね。密林の王者の真似をして、カーテンにぶら下がってね。頭から落ちたことがありますね。大泣きでしたね。」
へっ〜!今の彼からは想像できないな。
「他にも、3歳ぐらいの時でしたか、年上の男の子をスコップで殴ったこともありました。」
うわあ、結構、ヤンチャだったのね。
「仲の良い同い年の女の子が、いじめられていて、その子を守ろうとして。自分では‘正々堂々’と思っていたようですが、後ろからバシッ、って。金属製のスコップだったから、その子、頭から血をだしてしまって。」
それは大変だあ。‘正々堂々’って、笑えるけど。
「それで両親が弟を連れて謝りにいったんですけど、本人が全然、悪かったっていう意識がなくて、父も母も困ったらしいです。」
「はーい、できあがり!おまたせ!」
うわっ、盆踊りのお礼にしては、豪華すぎるんじゃない?・・・いただきま〜す!




