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第三十一章55 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達1】55/【前半ラブエピソード?4】11

 起きて、クローゼットに行くまでのシーンだけで丸一日を使ってしまった。

 だが、今度は色んな服を着ると言うシーンになる。

 【リテンファン/ユーニス】は、色んな服を着て見せた。

 この辺りのセンスは【芳一/雅和】には無いので、彼女に一任したが、さすが世界的女優と言うべきだろう。

 どれも見とれてしまうほどの着こなしで、映像を彩った。

 ちなみに、ここで用意された下着や服も【リテンファン/ユーニス】自身が選んでいる。

 素人の【芳一/雅和】にはどんなに背伸びしても踏み込めない領域だ。

 このシーンを撮り終えるのにもまた2日ほどかかってしまった。

 だが、これはあくまでもプロモーションビデオだけの話である。

 撮影本番では無い。

 撮影本番では、【芳一/雅和】と【リテンファン/ユーニス】のキスシーンもある。

 【リテンファン/ユーニス】を3ヶ月独占して借りているので、他のスタッフがいない。

 全て、【芳一/雅和】がこなさなくてはならないので、当然、彼女の相手役も自分で務める事になるのだ。

 それにドキドキするのはキスシーンだけではない。

 一緒にお風呂に入って、背中合わせで、語ると言うシーンもあるし、一緒に社交ダンスを踊るシーンもある。

 とにかく、色んな形で彼女と絡むシーンを盛り込んだ撮影で、【テーマ】は、【私のイマジナリー彼氏】という事になっている。

 【リテンファン/ユーニス】は妄想の中の異性と色々いちゃいちゃすると言う話にしているのだが、彼女の彼氏としては【芳一/雅和】は役不足という事になる。

 そこで演技だけして、後で、【芳一/雅和】の部分は別のイケメン俳優なんかと差し替えると言う事になっている。

 だから、【芳一/雅和】自身も半端な演技をする訳にはいかないのだ。

 変な演技をすれば、彼女に迷惑がかかる。

 変な男に映れば、彼女がそれを妄想したと言う事になり、彼女のブランドも落とす事につながりかねない。

 だから、真剣に演技する必要があった。

 彼女もプロとして割り切って演技している。

 相手が、大根役者だろうと、それを上手くフォローして演技してくれている。

 彼女のためにも失敗は出来ない。

 そう思って【芳一/雅和】は真剣に演技して行ったのだった。

 完成した時は感動のあまり涙が止まらなかった。

 最後に、彼女から、

『良かったわよ』

 と言ってもらえたのがとどめだった。

 こうして嬉し恥ずかしの3ヶ月は過ぎて行ったのだった。

 と言う話になった。

 ・・・これはもうちょっと長い長編でやりたい話だったね。尺が短すぎたね・・・

『でしょ?

 もうちょっと私に話数くれても良かったんじゃない?』

 ・・・あくまでも10回というルールですから・・・以上、【リテンファン】の希望する【ラブ・エピソード?】でした。

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