第三十一章50 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達1】50/【前半ラブエピソード?4】06
【リテンファン/ユーニス】は、
『おー、【雅和】ぅ~。
逢いたかったよぉ~』
と言ってハグをしてきた。
外国では当たり前でも日本人の【芳一/雅和】からしたら刺激的だ。
【芳一/雅和】は、
「い、いや・・・
あの・・・
来日は来週なんじゃ?」
と動揺しながら聞いた。
『ちょうどオフだったから、逢いに来たよ。
一週間後、それ、ビジネスね。
でも、その前の一週間、これ、プライベートね。
【雅和】、私とデートしてください。
仲良くなって仕事に活かすね。
これ、大切な事よ』
「えぇ?
で、ででで、デートぉ~?
ぼ、ぼぼぼ、僕とですかぁ~?
僕と貴女がデートするって事ですかぁ~?」
『他に誰が居るね?
私と、【雅和】、2人きりでデートするね。
親密になって、撮影に活かすね。
私、日本初めてね。
案内宜しくお願いするね』
「で、ででで、でも、気の利いたお洒落スポットなんで何一つ知らないし・・・」
『お洒落なとこ、いつも行っているから飽きたね。
それより、【雅和】の好きなとこ、案内して欲しいね。
お客さんじゃなくて、素のままの【雅和】が見たいね。
食事も高い所じゃなくて良いね。
ってか、高い所は食べ飽きてるね。
それより、リーズナブルな所、教えて欲しいね』
「そ、そんなんで良いんですか?」
『もちろんね。
余所行きはいらないね』
と言う話になった。
確かに、【芳一/雅和】がいくら背伸びしても究極のセレブ生活になれた彼女を満足させる事は出来ないだろう。
それよりは【芳一/雅和】が良いと思った事を教えた方がまだ満足してもらえる可能性がある。
彼女は【大吉】として現れたのだ。
彼女と気まずくなる事は無いだろう。
それを信じて、【芳一/雅和】は彼なりのエスコートをする事にして腹をくくったのだった。




