第三十一章32 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達1】32/【前半ラブエピソード?2】10
【聡】の言葉に【権じい】は、
「消えるのはお前の方じゃ。
この手柄泥棒が」
と怒鳴った。
【聡】は、
「いや、彼女は俺が・・・」
と言い訳しようとする。
【権じい】は、
「黙れ。
儂はこちらの彼が孫娘を助け出したのを直に見とる。
お前の言うことが出鱈目なのは先刻承知じゃ」
と言った。
【第1種神祖姫/天音】は、
『やはり・・・』
と確信した様子だった。
「可愛い【天音】や。
儂が間違っておったよ。
お前の目に狂いは無かった。
確かに彼は真の勇気を持った男性だった。
しかもそれをひけらかすことなく、控えめだった。
素晴らしい人物だ。
お前が惚れるのも無理はない」
『お爺さまったら・・・』
「え?
あの・・・どういった事なのか・・・」
と【芳一/勇吉】は動揺している。
【第1種神祖姫/天音】は、そっと近づき、
『こういう事ですよ。
助けてくれてありがとう。
私の事・・・
お嫌いですか?』
と言った。
「え?え?え?」
「鈍い奴じゃ。
付き合ってくれと【天音】の方から言っておるのじゃ」
「えぇ~っ?」
と言う話になった。
【芳一/勇吉】はついさっきまで名前も知らなかった女性からの逆アプローチを受けたのだった。




