第三十一章30 【アンサー・クリエイト/さよなら真の強者(きょうしゃ)達1】30/【前半ラブエピソード?2】08
【芳一/勇吉】は、助け出した女性を【権じい】に預け、バイトに戻った。
バイト先では、
「どこ、ほっつき歩いてたんだ、ボケが。
給料からさっ引くからな」
と言われていた。
【芳一/勇吉】は、
「す、すみません。
ごめんなさい。
今、やります」
と情けない姿に戻っていた。
【権じい】は、
(違うんじゃ、バイト君・・・いや、【勇吉君】。
あのスーツは君の勇気に反応して顕現した君自身の力なんじゃよ。
儂が間違っておった。
この子の考えは間違っていなかった。
間違いなく、君が本物のヒーローじゃよ。
認めよう。
君はこの子に相応しい男性だ。
孫娘を任せても良い。
そう、思ったよ)
と思っていた。
【権じい】は、【芳一/勇吉】が助けだした女性を指して、【この子】と言っていた。
そして、【孫娘】とも言っていた。
これは何を意味しているのであろうか?
数時間後、攫われていた女性は目を覚まし、眠らされていると言う事から、事情がわからない事を良いことに、【聡】が助け出したと言う事になっていた。
【聡】の株は鰻登り。
【聡】が【姫】を助けた。
この事が噂で広まったのだった。
そう・・・【芳一/勇吉】の思い人、声を掛けてくれた女性とは【姫】と呼ばれる女性だったのだ。
手柄をライバル?に持って行かれた【芳一/勇吉】は、何を思うのか?
切ない恋の行くえは?
思いは届くのか?




