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【ずんだもん寸劇】魔都精兵のスレイブ【台本】

作者: 三木香泣

ず=ずんだもん

茜=琴葉 茜

その他・「」=ナレーション・演出


ず「今日は親戚のお姉さんが僕の家に来るのだ。」


「ピンポーン」


茜「邪魔するで~。」


ず「ど、どうぞ上がって下さいなのだ!」


茜「久しぶりやな~、この家。」


ず「あの、何か飲み物でも淹れるのだ?」


茜「じゃあ、エビフライ味のコーラ。」


ず「そんなものあるわけないのだ!!」


茜「そうそう、今日は茜ちゃんオススメの漫画を持ってきたで~。」


ず「はっ、もしかしてまたエッチな漫画なのだ?」


茜「いやいや、そんなわけないやん。天下の少年ジャンプ+の漫画やで?」


ず「茜のオススメの漫画は面白いから期待するのだ。わくわく。」


茜「今日はこれや! じゃ~ん『魔都精兵のスレイブ』!」


ず「む、タイトルがエッチそうなのだ!」


茜「言うほどか?」


ず「じゃあ、どんな漫画なのだ?」


茜「舞台は日本。魔都災害による被害を抑えるべく設立された組織、魔防隊。その構成員は全て女性でいずれも桃の力を得て異能に目覚めた者達である。魔都には醜鬼と呼ばれる敵が存在しており、そいつらを打ち倒す魔防隊の活躍を描く……という世界観や。」


ず「なるほどなのだ。つまり、魔防隊って正義の味方が存在する架空日本の話なのだ?」


茜「せやな。」


ず「どうして魔防隊には女しかいないのだ? 男も活躍したいのだ! 差別なのだ!」


茜「この世界には桃というアイテムがあって、これを食べた適性者は異能に目覚めるんや。でも、異能に目覚めるのは女性だけやから仕方ないねんな。」


ず「桃は女性専用アイテムなのだ?」


茜「だからその影響は社会構造にも影響を与えて、普通の職業も女性が中心の社会になってるし、果ては総理大臣までも女性やねん。」


ず「それじゃあ、僕達男は何をすればいいのだ……?」


茜「男性は家事とか雑用で女性をサポートするのが常識ということになっとるな。ちなみに学生とかの交際だと男性が女性に『付き合ってもらう』というのが暗黙の了解になっとるで。」


ず「肩身が狭いのだ。」


茜「見方を変えれば家事が得意なら身を立てられるってことやん。それって素敵やん?」


ず「男は皆ヒーローになりたいものなのだ!」


茜「ま、作中でもそういう思いを持った和倉優希という男子が主人公や。」


ず「でも、桃の力無しに敵とどう戦うのだ? なろう系だと無能力者に対する風当たりは強いのが相場なのだ。」


茜「ある日、偶然魔都に迷い込んだ優希は醜鬼に襲われるが、魔防隊七番組組長『羽前京香』の助けが入る。」


ず「表紙のヒロインっぽい人が出てきたのだ!」


茜「で、優希と京香は協力して窮地を脱するんやけど……。さて、一体どういう方法でしょう?」


ず「えっ、いきなりクイズなのだ? うーん……主人公は男だから異能がないのだ。だから、軍師として京香を的確に導いて華麗に勝利するのだ!」


茜「ブッブー。優希は家事は得意だけど軍師の才能は示されてへんでー。」


ず「全く分かんないのだ。じゃあ、二人の合体召喚奥義が発動するのだ。敵に大ダメージなのだ。」


茜「お? いい線いってるで。」


ず「マジで!? 今めちゃくちゃ適当に言っただけなのだ。」


茜「無窮の(スレイブ)。京香の異能で優希を異形の怪物として使役して、敵を駆逐することに成功するというのが正解や。」


ず「なるほどなのだ。男でも強くなれる設定は良いと思うのだ!」


茜「ちなみに、タイトルになってる『スレイブ』はこの能力からやろうな。優希自体が奴隷みたいな扱いやからそういう意味もあるやろうけど。」


ず「でも、合体召喚というか変則的なバッファーな気がするのだ。別に正解に近くはないと思うのだ。」


茜「いや? ある意味最も正解に近いと思うで?」


ず「どういうことなのだ?」


茜「無窮の鎖には代償があってな、それがご褒美の存在や。」


ず「ご褒美?」


茜「そう、つまり……エッチなご褒美や!」


ず「やっぱり、エッチな漫画だったのだ!」


茜「ご褒美の内容は優希がどれだけ過酷に使役されたか、それと優希の渇望によって変化する。つまり……」


ず「頑張れば頑張るほど見返りがある、やり甲斐のある職場なのだ!」


茜「きみの理解が早くてお姉ちゃんも嬉しいで。」


ず「早速、魔防隊員になってくるのだ!」


茜「男は魔防隊員にはなれへんで~。」


ず「は? ちょっと待つのだ。じゃあ、僕はこれからどうやって京香とフラグを立てて行けばいいのだ?」


茜「ふふ、想像力豊かでおもろいなあ、きみ。で、魔都で醜鬼を撃退した優希は魔防隊に勧誘されるんや、寮の管理人兼奴隷としてな。」


ず「隊員にはなれなかったけど、京香とお近づきになれて良かったのだ。」


茜「っとまあ、作品の概要はそんな感じで。ちょっとは興味出たやろ、なあ?」


ず「面白そうな作品なのだ! それにエ……なんでもないのだ!」


茜「くっくっく……男の子やねえ。」


ず・茜「ご視聴ありがとうございました。」


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