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第1話 魔王軍の侵攻 精鋭の80人

 この世界の名はエリュシオン。人族と魔の者が長い時を際限なく争い続けていた。しかし、決着はつかぬまま数千年の時が流れ、双方共にその熱は失い、形だけの戦争へと成り下がっていった。


 そんな時代に一人の魔族が名乗りを上げた。その男は、魔の者たちの王たる魔王を殺し、自らこそが魔王である宣言した。簒奪など認められぬと意を唱えるた者たちをアンドレアスは一族に至るまで皆殺しにしていった。


 その所業は瞬く間に魔の者たちに広がり、その恐怖からアンドレアスに意を唱える者はいなくなった。逆らう者が居なくなり、アンドレアスが再び魔王をであると宣言すると、全ての魔の者たちは彼に膝を屈した。


 魔王となったアンドレアスは、有無を言わせずに人族への大進行を決定する。その動員された人員は歴史上、類をみない大部隊だった。


 人族連合は魔王が迫る、難攻不落要塞ダンヘルムを決戦の地と定め迎え撃つ。魔王アンドレアス率いる100万と人族連合60万がダンヘルム要塞で激突した。


 人族は奮闘するものの、その圧倒的な魔王軍の力に瞬く間に追い込まれた。そんな人族に、魔王はダメ押しだと言わんばかりに温存していた兵の殆どを前線へ投入する。もはや、敗北は時間の問題となった人族に残された逆転の手段は、手薄となった魔王軍本陣を奇襲し魔王を討つ以外になかった。


 精鋭が募られ、数人の勇者とそのパーティーメンバーを含めた40名。さらに聖教会の聖女が率いる、異世界から召喚された勇者40名の計80名が選ばれた。


 選ばれた80名はダンヘルムを出て魔王軍本陣を目指す。それが魔王が描いた筋書き通りだとも知らずに。

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