屈辱
「ニャーの力では巨人に歯が立たないですニャ~…」
ネコの怪物君は魔王使いの命令にしたがうことができないと判断し、
命令を無視して黒々しんじゅに戻ろうとしました。
でも、首ねっこをつかまれたままでしたので、
戻ることができずにタカヒロの手の中で暴れはじめます。
すると逆に、黒々しんじゅの方が魔王使いの手を離れ
ネコの怪物君に引っぱられてタカヒロの手に戻ってきたのでした。
「ち、ちくしょう、ちくしょうーーー!!!
あのネコが自ら戻るなんて聞いてないぞ」
黄金の竪琴は巨大化した魔王使いとタカヒロ
どちらが次の創造主にふさわしいか見守っているようです。
「黄金の竪琴をもっていてもボクを倒さない限り
新しいプログラムに書きかえることができないぞ、魔王使い!」
貧しくて何のとりえもない落ちこぼれだったネコ屋のこぞうごに、
3回生まれ変わり一心不乱に努力してきた自分が
どうしてとまどい、おびえているのか?
考えれば考えるほど魔王使いは悔しくて恨みがつのってきました。
そして、怒りが頂点に達するとこの世界そのものを
メチャクチャに破壊ししたい衝動にかられたのです。
「いっておいてやろう!
俺がおまえに負けて俺の理想世界が実現しないなら、
もうこの世界に興味はないのだ」
「だったらどうした?
…今さらはったりでおどしてもムダだ」
ミアの仇をうちミアが愛したこの世界を守るため、
タカヒロは魔王使いを殺すことを決意します。
近づいていくと魔王使いは不敵に笑いました。
海をみて足元を確かめると、
「クックック…
だが、この俺は消えん…消えるのはこの世界と
そこにすくうお前たちゴミどもだ!俺は生きのこる」




