↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タカヒロの冒険  作者: コムポコ
PR
39/121

魂離れて

「タカヒロよ、飲んで死ぬことになればただの愚か者。

 結果として勇気があるとは認められぬぞ。それでもよいのか?」


「よ~く考えるんだな、つるつる頭。

 お前のような身分の低い者が生きのこる可能性はない!

 たとえ運よく生き返ったとしても、

 前と何にも変わらないのがオチだろうぜ。ハハハハハ」


「ミア姫さまと結婚できるチャンスなんだ。

 ボクは絶対生きのこってみせる!」


タカヒロも三途の川の水がなみなみとつがれたグラスを

両手で持ちあげました。


「さぁ、一気に飲み干すのだ」


タカヒロとガオガイガーはグイっとグラスをかたむけ、

一気に水を飲み干しました。



「ぐわあああーーー!!!」


二人はまるで全身が引きちぎられるかのような痛みで絶叫します。

全身の痛みがはげしさを増すと、

タカヒロとガオタイガーの魂は体からはなれ、

デッドラインを超え黄泉の国へと旅立っていきました。


黄泉の国へ真っ先にたどり着いたガオタイガー。

その目の前にニョロニョロとおぞましい姿の大蛇が出てきたのです。


いきなりガオタイガーの魂を大きな体でぐるぐる巻きにすると、

ぞうきんを絞るようにしめあげたのでした。


「が…がはっ……」


魂が壊れるほどのものすごい力で、あやうく意識を失うほどでした。


「ガオタイガー……

 お前は……とびぬけた邪悪さをもちあわせている…


 …そのすばらしいポテンシャルを活かせるよう……

 ……特別な力を授けてやろう…」


大蛇はそのままその大きな体で

ガオタイガーの魂をゆっくりと絞めつけていきました。


ガオタイガーの魂はきしみ、心がバラバラに砕ける直前

邪悪な欲望を押さえつけていた心のフタにヒビが入ります。


「…う…く…ぐ…ごふっ!」


「これくらいでねをあげるなよ…まだまだこれからだ…

 やめるんならこのまま魂を地獄におくるぞ…いいな…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。