後日談
お茶会です。
私の名前は、ターニャ・ダグラス。侯爵夫人。
初の女性騎士でもあり、近衛騎士団副団長の夫、オーランドと共に王家に支えている。
私の肩書きはどうでも良い。
今日は久しぶりにお会い出来る方に心が弾けてしまいそうなほど、嬉しさが溢れている。
本当に久しぶりの再会の茶会で、準備の段階からウキウキしています。
「奥様。アンナ様がいらっしゃいました」
メイドが頑張って無表情を作り、来客の名を告げる。
「入っていただいて」
アンナ・ホリー博士。
薬草学の権威でありながら、化粧品にまで精通した方。
王都で人気の、アロマオイルを使った化粧品は予約が半年待ちと聞く。
「お久しぶりです。ダグラス侯爵夫人」
人当たりの良さそうな、アンナの姿をターニャが嬉しそうに見つめた。
「お客様なのに、準備にまでお手を借りて」
「いいえ、私も楽しみで、早く来れて嬉しくて」
彼女が纏う柔らかな香りと、満面の笑みが喜びを表している。
「ダナエ様は?」
「フロイエンス辺境伯様とご一緒に、だそうです。ダナエ様を溺愛なさっているフロイエンス辺境伯がお一人で送り出すとは思えませんもの」
ダナエ様は隣国のフロイエンス辺境伯様に嫁がれ、友好の架け橋としてとても重要な方。何かあったら大変です。
茶会は小規模のものにするつもりだったのに、気が付けばかなり大掛かりなガーデンパーティーになっている。
「ラティナ様や皆様にお会いするのは、何年振りかしら」
ダナエ様が麗しい旦那様とご一緒に到着すると、邸は一気に華やいだ。
女性陣のその後を書いてます。




